一色城
いっしきじょう

■所在地:南知多町大字内海字前山 ■立地:丘陵端 ■別称: ■築城年:
■築城者:
一色氏 ■遺構等:曲輪、土塁、堀切

城址遠景
最西端の曲輪 とても入り込めない曲輪

■歴史
 足利氏一門で三河国吉良荘一色の一色範氏が知多に勢力を伸ばし、この地に城を築いたといわれている。

●現状(2004年2月)

 国道247号を走ると内海川のところで道が直角に折れ曲がる角に泉蔵院という寺があり、その裏山一帯が城址である。道路からも丘陵の先端に展望台が見える。泉蔵院の奥の慈光寺の駐車場に車をとめて泉蔵院の境内を通過し、展望台へ行くことができる。
 この展望台のある平坦地も曲輪である。さらに一段上の曲輪へ上ると、一面に背丈以上の笹が茂っており何も見えない。ところが、何の用事か、こんなところに入る人もいるらしく(私もだ)、笹が踏み倒されて人が通った跡がある。かろうじて踏み跡をたどって進むことができたが、しばらく(数メートル)歩くと今度は竹(何という種類か知らないが、よく垣根に使われているような細い竹)が茂っており、間伐された竹が竹槍のように地面に残り、危なくてそれ以上進むことをあきらめた。竹ヤブの向こうには土塁と思われる斜面が見えており、その向こうは堀切があるはずである。さらに東に向かって段状に曲輪と思われる平坦地が続いているが、近年まで畑になっていたので、現在の地形がどこまで城郭遺構なのか畑の跡なのかは区別がつかないらしい。


◆場所