幡豆崎城
はずさきじょう

■所在地:南知多町大字師崎字明神山 ■立地:丘陵端 ■別称: ■築城年:
■築城者:
千秋氏 ■遺構等:

城址付近(羽豆神社) 城址碑

■歴史
 南北朝のころ、熱田神宮の大宮司であった千秋氏が築いたといわれている。太平記によると、脇屋義助が根尾(岐阜県)から郎党73人を率いて落ち延び、ここにしばらく滞在した後、伊勢へ渡り、吉野へ向かったという。

●現状(2004年2月)

 知多半島の最先端、師崎のフェリー乗り場の隣にある羽豆神社のあるところが城址である。左の写真の中央にある階段を上り切って右へ進むと、道の傍らに碑石が建っている。
 遺構らしいものは何もないし、城址付近の平坦部も、築城に伴うものか神社の建設に伴うものかわからない。
 ここから眺めると、渥美半島の伊良湖岬も三重県も結構近くに見えるので、三河湾へ出入りする船や伊勢湾を北上する船の監視には絶好の場所だと思う。


◆場所