丸根砦
まるねとりで

■所在地:名古屋市緑区大高町丸根 ■立地:丘陵上 ■別称: ■築城年:1559年
■築城者:
織田信長 ■遺構等:曲輪、堀、碑

丸根砦入口 丸根砦主郭

■歴史
 織田信長が今川義元の西進に備えて鷲津砦とともに築いた。1560年に今川義元は尾張に侵攻し、松平元康(徳川家康)を先鋒として丸根城を攻めさせた。砦は佐久間盛重が守ったが、激戦ののちに陥落し盛重は討ち死にした。

●現状(2008年10月)

 大高緑地公園のすぐ西にある小高い丘が砦址です。砦には主郭とそれを囲む帯曲輪がよく残っています。
 曲輪は丸い形をしており、主郭の周囲の帯曲輪も円を描くように廻っています。堀も残っているということですが、民家が建ち並んでおり、確認することはできません。
 初めて訪れた1999年に比べてずいぶんと荒れており、帯曲輪は雑草や倒木があり、主郭へ上る階段も倒木でふさがれていました。
 400年も前に歴史の大舞台となった場所が残っているかと思うと感慨深いものがあります。


◆場所