鷲津城
わしづとりで

■所在地:名古屋市緑区大高町鷲津山 ■立地:丘陵端 ■別称: ■築城年:1559年
■築城者:
織田信長  ■遺構等:曲輪、堀、碑

鷲津砦公園 砦跡の碑
堀か水が流れてできた溝か? 砦内の様子

■歴史
 1559年に織田信長が、今川義元の尾張侵攻に備えて丸根砦とともに築いた。
 桶狭間の戦の前哨戦で今川軍の勇将朝比奈泰能らに攻められ、守将織田信平ほか大半が討ち死にし、砦は落ちた。
 鷲津砦、丸根砦ともに規模は小さく、兵力も少なかったので今川の大軍を抑えるのは到底無理なことであったが、今川義元は信長との緒戦で勝利したことで油断が生じ、桶狭間の敗戦につながった。

●現状(2008年10月)

 JR東海道本線の大高駅の東に隣接する鷲津砦公園と隣接する長寿寺一帯が砦址です。
 城址は攻められた時の破壊のためかその後の風化のためか定かではないですが、曲輪などははっきりしていません。堀らしき跡みありますが、浸食による地形にも見えます。
 激戦地であったという知識のためか、荒れ果てた城内に足を踏み入れると、時間の流れが当時から止まっているような不思議な感覚におそわれわす。落ち葉をどけると、そこから甲冑でも出てきそうな雰囲気です。


◆場所