高松城
たかまつじょう

■所在地:香川県高松市玉藻町2-1 ■立地:平地 ■別称:玉藻城 ■築城年:1588年
■築城者:
生駒親正  ■遺構等:石垣、堀、櫓、門

艮櫓(うしとらやぐら)(現存) 積み直し中の天守台
月見櫓と水手御門(現存) 内側から見た月見櫓(現存)
内側から見た水手御門(現存) 三の丸
■歴史
 1587年に生駒親正が讃岐国17万6千石の大名に封ぜられ引田城(東かがわ市)に入城したが、手狭であったので聖通寺城に移った。 1588年には高松城の築城を開始し、1590年に完成した。
 1639年に生駒氏4代・高俊が生駒騒動により出羽国矢島藩1万石に改易となり、高松城は幕府直轄地となった。1642年に水戸藩初代藩主・徳川頼房の子の松平頼重が12万石で入封し、城の整備を行った。
 1669年には小倉城を模した3層5階の天守が完成した。
 1884年に老朽化のため天守が破却された。

●現状(2011年8月)

 高松城は過去に出張で高松市へ行ったときに近くを通り過ぎただけでしたので、四国旅行のついでにかなりの寄り道になりましたが無理して行きました。城に行く途中も高松市街を出るときもかなりの渋滞にはまってしまい、お目当ての讃岐うどんのお店や、ラーメン好きの子どもが楽しみにしていた徳島での徳島ラーメンも省略することになってしまい、ずいぶんと家族に文句を言われました・・・。
 城址は、かつては海に面した海城でしたが、海側はすっかり埋め立てられていて、築城当時の姿が見られないのは残念です。
 しかし、現存の建築物として三層の月見櫓と艮櫓、水手御門があり、特に櫓はとても形の良い美しい櫓です。艮櫓はもとは東の丸の北東隅にありましたが、
1967年に太鼓櫓跡へ移築されたものです。もとの東の丸はすっかり埋め立てられていますので、景観的にも移築して正解だったと思います。
 天守台はちょうど修復作業中でしたが、2013年から公開だそうです。この修復は天守の復元を見据えての修復だそうで、将来的に天守が復元される可能性があるらしいので楽しみです。


◆場所