先回、京都へ行ったのは10年ほど前。その時二条城は休館日だったので、今回は小学校の修学旅行以来の二条城である。しかも修学旅行では二の丸御殿に入っただけで本丸は見ていない。
久しぶりの二条城はやはり素晴らしく、唐門を抜けると目の前に圧倒的な存在感を見せてくれる二の丸御殿は、巨大天守閣を眺めるような気分になれる。内部の襖絵なども、当然小学生の頃よりは注意深く見ることができ、改めてその素晴らしさに驚嘆せずにはいられない。
初めて見る二の丸庭園や本丸も素晴らしいし、天守台も思っていたよりも巨大で高かった。残念だったのは、二条城の写真でお馴染みの、堀越しの天守台の写真を撮りたかったが、堀沿いの園路が封鎖されていたために木々の間からしか見ることができなかったことである。
もう一つ残念だったのは、織田信長が築城した旧二条城の発掘された石垣が城内に移設されているのを知らなかったことである。実は歩いている時に目にしていたのだが、その石積みがそれとは知らずに、修復用の石などが置いてあるのかと思って無視してしまった。帰ってから二条城のホームページを見て知ったときはショックであった。京都御苑に旧二条城の石垣があるのは知っていたのでそちらを見る予定をしていたが、時間の都合で断念した経緯があるのでなおさらである。
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