メンテナンス日記 2003年11月

11月08日

以前から気になっていたんですが、私のマフラーはバッフルチューブがゆるゆるで、エンド部のボルトを取るとするすると抜けてきます。このことが排気音にどのような影響があるか考えていました。

そこでバッフルチューブを抜いてみました。
せとうちRSさんのBBSで問い合わせたところ、固くて抜けないためバッフルチューブを良く見たことがないとの返事だったので、写真を掲載しておきます。
バッフルチューブは排気の上流側で細かな穴が開いて、下流側で大きな穴がまばらにある構造です。
この穴をいろいろと変えてみると、音が変わりそうですが、あまり変化がないと聞いたことがあります。


下流側の穴です。


上流側の穴です。


で、本来のバッフルチューブのガタをなくす作戦は、なんとかなりましたが、その方法はとてもここで公開するにははばかられる内容なので、差し控えます。多分、二度と抜けることはなさそうです。トホホ・・・!

午後から試運転を兼ねて買い物に行く。家電量販店にプリンターのカートリッジを買った後、岡崎のヤマハオートセンターに中古車を見に行く。新たにWが2台あった。一台は(W1S+W1SA)/2という奇妙な車両、もう一台はW3前期型でしたが、いずれも衝動買いできる金額ではありませんでした。

その帰り、オートバイ用品店に行き、Z1/2用の速度警告灯シールを買ってきました。
インジケーターランプカバーは元の部品のうえに貼り付ける薄いもので、右端がOILになっていることからZ1/2用だということが判ります。


で、早速貼り付けていきます。


KEY HOLDERのステッカーも貼りましたが、傾いてヘタクソです。


帰りの途中でレッドバロンの中古パーツ店に寄って、角型バックミラーを買ってきました。これまでZ2型のバックミラーを付けていましたが、5000rpm以上回すと、振動でミラー角度が変わってしまいました。角型を装着しているかたを見かけましたが、なかなか格好がよかったので、今回はこれをチョイスしてみました。


このあたりは好みの問題ですね。

11月14日

この前の日曜日にnakaさんのところに遊びにいきまして、Mr.ビューエルさんや「たか」さんのW3を見学させてもらいました。
そしてnakaさんからW3シートのタックロール固定ビスをもらったので交換することにしました。
タックロールの固定金具は下の写真のようにサビサビの状態でした。
貰い受けた固定ビスは上のビスです。


もらってすぐに交換しようとしましたが、裏側のナットが錆びついて取り外せませんでした。そこでバイスプライヤーを買ってきました。これは近所のホームセンターで395円でした。


さっそく、表の丸部分をはさんで固定します。しっかりした工具を使うと簡単に作業できます。


しかし、あまりに錆がひどく、ボルト部分が折れてしまいました。


すべてを取り外すと、このような構成になっていました。


左がnakaさんからもらったリプロ品で、首下長さなど形状はぴったりでした。


外したついでに固定金具はメッキすることにし、午後から岡崎のメッキ屋さんに持ち込みました。実はエキパイもメッキしたかったし、nakaさんもメッキに出したい部品があるとのことなので、下の写真の部品をメッキ依頼してきました。右下に見えるのはZ1/2用折りたたみキックペダル2本分です。


依頼した業者は年末に向けて忙しいとのことで、納期は1ケ月くらいかかるとのことですが、できあがりが楽しみです。

11月16日

先月の河口湖W1ミーティングで折りたたみキックペダルを装着したWを見つけたので、自分のW3も真似をしてみました。先日の河口湖W1ミーティングで見つけたものは下の写真です(所有者の方に感謝します)。


キックペダルはZ1/2用のものだそうで、問題はクネクネチェンジロッドをいかに作るかでした。さいわい救援隊のとある方が知り合いに頼んでくれることになり、上の写真から概略の寸法図を作成してみました。


そして先週完成したのと連絡があり、今日届く段取りになっていました。到着は夕方とのことでしたが、朝から準備に取り掛かりました。
まずは現状のオリジナルのキックペダル部分です。以前、チェンジロッドコネクタ部を汎用のロッドエンドベアリングに交換してありました。


後ろから見ると、下の写真のように出っ張っています。私はつま先をステップに乗せて走るので、かかとがキックペダルに当たります。


上から見てもこれくらい出っ張っています。またロッドエンドベアリングもオフセットが大きくやはり、靴にときどき当たっていました。


左が現在取り付けているロッドエンドベアリングで、右が今回交換しようとするロッドエンドベアリングです。というのも、今回制作したものはオリジナルのロッドコネクタを想定した寸法で、オフセットが20mmとなっているため、左のロッドエンドベアリングではキックペダルと当たることが判っていました。そこで突き出しが少ない右側のロッドエンドベアリングに交換することにしていました。



入手したZ1/2キックペダルは下の写真のような形状で折りたたみタイプです。


とりあえず装着してみます。


W3のオリジナルのキックペダルは穴がスルーでボルトとナットで固定しますが、Z1/2用はねじがきってあり、ボルトのみで固定します。サイズがM10で、ピッチは標準(P1.5)だったため、ストックしてあるステンレスボルトで、ピッチ、首下長さがあるものがありませんでした。そこで近所のホームセンターに買出しに行く。


そして、とうとう待ちに待ったクネクネチェンジロッドをクロネコさんが届けてくれました。


できあがったチェンジロッドに、今回交換予定のロッドエンドベアリングを取り付けてみました。


チェンジレバーに取り付けていきます。なかなかいい感じですが、ロッドエンドベアリングを使う場合はシャフトを少し短くする必要があります。またロッドが左右に移動すると、少しキックペダルに当たります。きょうは日が暮れかけてきたので、来週にでも微調整して完成となります。


上からみると、オリジナルのキックペダルよりもすっきりしています。


ロッドエンドベアリングはボルトと袋ナットで固定しています。


チェンジペダル側のロッドエンドベアリングを交換しました。


日が暮れてしまったため、エンジン始動と試運転はできませんでしたが、今回制作したチェンジロッドは長さと角度を少し微調整すれば問題無さそうです。またオリジナルのチェンジコネクタであれば、簡単にボルトオンで取り付けが可能だと思われます。

なかなか充実感があった一日でした。制作を依頼してくれた方々に感謝いたします。