メンテナンス日記 2004年09月

09月17日

先月、nakaさんと浜松のイベントに行きましたが、往路の休憩からWを交換して走りました。さすがnakaさんのW3はリアショックも新調し、乗りやすく仕上がっていました。
一番気になっなのは、ステアリングの特性の違いでした。私のW3はステアリングが軽く発進時にしっかりハンドルを支えておかないとふらふらしますが、nakaさんのW3は軽く手を添えておくだけでまっすぐ走っていきます。それ以来、ずーっと何故だろうと考えていました。
相違する点は以下の2点です。
1.ハンドル形状:私のW3はコンチ、nakaさんのW3はアップハンドル
2.ステアリングダンパーノブの有無:nakaさんのW3には伝統的なノブがあり、ステアリングの重さを調整できるのに対し、私のW3は後期型のためノブがありません。





Wの伝統的なステアリングダンパーノブの調整の機構について詳しく知りませんが、なんとかステアリング特性を変更または調整できるようにならないか考えていました。
いろいろと調べると三つ又部とフレームをつなぐステアリングオイルダンパーを調整可能なものに変更すればよいことが判りました。ヤフーオークションでいろいろ見ると最近の車種のものは派手で、また高価なので安いものがないか探していました。するとオリジナルにイメージが似ていて、調整機能の付いたオイルダンパーを見つけたので落札しました。

下の写真で右側がオリジナル品(じゃばらカバーを取り外してありますが)、左が購入したオイルダンパーで、最も縮めた状態で、取り付け部のピッチ(間隔)はちょうど同じです。


最も伸ばした位置でも取り付け部のピッチもまったく同じです。どうもカワサキの同じころの他車種用のような気がします。ただしフレーム側取り付け部(写真下側)のねじ長さが短いので、何らかの対応が必要です。ダンパーの強さは6段階で調整できるタイプで、手で伸縮を調べるとオリジナル品は柔らかい側から2段階目と同じくらいでした。


問題は、ハンドルを右に切った時に、シャフトがエンジン側に伸びてくるのでエンジンに当たらないかでした。あてがってみると、エキパイに当たってしまいます。


フレーム部への取り付け方法、エキパイへの接触を避ける方法を考え、近所のホームセンターに材料を買出しに行きました。
買ってきた材料はステンレスM8長ナット(長さ30mm)、ステンレスM8ボルト(首下40mm)です。


長ナットをオイルダンパー側に取り付けます。


フレームの取り付け部で、フレームとオイルダンパー間に長ナットを入れる形で取り付けます。


最終的に取り付けた状態は下の写真のようになり、パッとみるとオリジナルとの違いに気が付きにくいのでは?と思います。


さっそく試運転しに行こうと思ったら、キースイッチを入れてもインジケータランプが暗く、バッテリー上がりでエンジンがかかりませんでした。そういえばほぼ1ケ月くらい乗っていなかったので、仕方なく近所のガソリンスタンドで充電してもらうこととしました。約2時間後、受け取りに行き、取り付けてみるが、インジケータランプが暗いままで、バッテリーを壊してしまったようです。今、思えばお盆の箱根に行く前日に電解液が空っぽになっているのに気づいたのだが、この時点でバッテリーを傷めてしまったのかな?と反省しています。
またイグニッションコイルには給電リレーを取り付けており、バッテリー電圧がある程度下がるとリレーが作動しないため、エンジンがまったくかからなくなる欠点も経験してしまいました。
仕方なく、オートバイ用品店にバッテリーを買いに行ってきました。メンテナンスフリータイプにしようかと思いましたが、同じ体格・容量ではないとのことで、仕方なく開放型のバッテリーとしました。


電解液を充填し取り付けると、インジケータランプがまばゆく光ります。
キック1発でエンジン始動したので、オイルダンパーの感触を確かめるため約30kmほど走ってきました。

6段階の調整ノブをいろいろと試してみると、柔らかいほうから4段目くらいがよさそうでしたが、これからいろいろな状況に合わせて使ってみようと思います。

フィーリングはかなり変わり、ハンドルを切り始めが重い感じがします。その反面、道路の段差、特に進行方向に沿った轍(わだち)に乗ったときには車両が左右に振られますが、かなり吸収してくれるようで、かなり乗りやすくなりました。

予想していたよりも効果が大きかったのでかなり満足しています。

9月25日

明日はご近所ミーティングがあるので、汚れていたWをワックス掛けすることにしました。
いつも思うのですが、掃除って面倒であまり好きになれません。

左サイドカバーを外して、カバーを水洗いし、ワックスもかけましたが、バッテリー固定バンドが今にも切れそうな状態でした。バンドは2本ですが、以前1本切れて、そのまま放置し1本だけで固定していました。

次の河口湖ミーティングのときにW1クレージーズさんにリプロ品を分けてもらえばいいかと思ってましたが、何とか処置することにしました。
考えた方法は
@ホームセンターでゴム板を購入し結びつける
Aゴムひも(昔はパンツのゴムと言ってたなー!)の幅広品を購入し結びつける
でした。カミサンに相談したら、ゴムヒモを縫い付ければいいとアドバイスをもらったので、手芸品店に材料を買いに行ってきました。

左が今にも切れそうなこれまで装着していたバンド、右端が購入したゴムひもです。幅25mm、長さ80cmで300円弱でした。ちなみに色が白いとパンツのゴムのように見えるので黒にしました。ピンクとかがあれば、間違いなく購入しましたが、白と黒しか売ってませんでした。中央が長さを合わせてマチ針を打ったところです。


私は縫うのが苦手なんで、カミサンにお願いし2本でき上がりました。所要時間15分、さっそく取り付けてみます。長さは適当でしたが、けっこう良い感じです。


そんなことをしながら、今日のワックスがけが終わりました。以前に比べるとメッキも少しくすんできて、以前ほどの輝きはありません。日頃、きれいにしていないといけませんね。