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足掛け2年f(^^;)になってしまいました
今回も手順を紹介します。。。まずは部分拡大から
下描きから紹介します
今回も手順の紹介というか、
一度にアップできなかったんで
色が付いていく過程を小出しにアップしていきます
f(^^;)





いつも通勤途中にあるテニスコート
会社の敷地内なんですが(*^o^*)
隣はミニサッカー場があったりする。

土曜日に横を通りがかったら、
ミニサッカー場の利用者だと思うんだけど、
自転車が置いてあった

‥‥毎回、自転車のある絵を描いているので
ちょっと気が引けたけど、面白かったので、
これを今回の絵にしようと決めました

構図はテニスコートを区画しているネットを中心に
奥には照明灯、手前に自転車
一番手前は車の通る道路。。
(ここを通って毎日通勤してる)
まずは、ネットをどのように表現するか

緑色で薄く塗ってしまう方法もあるし
細筆でネットらしくアミアミを描く手もある

どちらも一長一短である。。。

私らしくするには‥‥?
失敗するかもしれないけど、
ネットの陰影とか、光を反射して
テカテカと光っているのも表現したいなぁ
なんて欲張った考えを持ちました

そこで、久しぶりのマスキング登場!

1年ぶりくらいにボトルのフタを開けたら
なんだかクサ〜〜〜イf(^^;)
大丈夫かな?
なんて思いながら、ペンをつっこんだら
そこの方に変色しかけた塊が‥‥

でももったいないので、
小さな小瓶に小分けして水を足し、
掻き混ぜたら、なんとか使えそう‥‥
な、気がしたので
そのままGペンでネットを描いてみました

うまくいくかどうかは最後に剥がすまで
判りません‥‥スリル満点‥‥ははは

空はいつもどおりアントワープブルーと
ウルトラマリンの混色です
ネット奥の木立

手前は少し明るい色の木が並んでる

以前は混色で楽しい緑色を作ってたんだけど
時間短縮で、今回はサップグリーンがベース

より明るい部分は、ニューガンボージを混色
まずはその色で薄く広い範囲を塗っていく
んで、それがまだ塗れている状態から半乾き
くらいの時に、上からまた緑を落としていく
暗い部分はウルトラマリンを混色
普通の部分?はサップグリーンをそのまま
で、一番明るい部分は、水を足して薄く延ばしたり
ティッシュでトントンと絵の具を吸わせたりする


ネットの裏側の部分も同じように塗り始める
ニューガンボージを足したサップグリーン
マスキングした部分は当然はじかれます
ネット裏もしっかり塗り始めます
少し青を強めにしてみたりする

陰と影を表現する意味で
色はムラになった方がそれっぽい


ちなみにネットはマスキングしていますが
支柱は塗り残しです。
奥の木立と手前のネットにかかっているネット‥‥

自転車もその隣の木もマスキングしていません
で、上にある照明もしていない
しておいた方が楽だったかもしれない。。。。

さっきまで塗っていた緑。
サップグリーンにガンボージやウルトラマリンの
混色して余っていたのを、少し残して混ぜてしまう。


で、さらにウルトラマリンを足した色

絵の具は無駄なく使いましょう。。。

混色は2色までって、言う人もいるようだけど
そんなに気にしなくっても大丈夫。

使い方とか、絵の具のメーカや種類にもよるけど
神経質になるほどじゃないと思います。

私の場合3色4色当たり前〜〜〜っ!(*−−*)

でも濁った汚い色になっちゃったら
もったいないけど使うのはやめた方がいいかも

手前の土手はローシェンナ
ここもあまり濃い色は使わない方がいいかも
あとから違う色を重ねるんで。
土手の部分と手前の小さな木。
余らせておいた緑で塗る
べったり塗っちゃうんじゃなくって
ムラムラに塗るんだけど
土手は斜面なんで、筆はそれに沿って
斜めに走らせる。
画面向かって左側を塗っていたら、
右を塗る段階になってパレットの絵の具が
なくなってしまった

色は充分な量を作っておきましょう。。ははは

まぁこのままのほうが味わいがあるかも(*^o^*)

などと負け惜しみにも似た気持ちも半分
右側はこのままにする事にしました
あとから全体を見て、塗るかもしれないけど
とりあえずね

そしてここで、この日のぬりえは終了します。

ところで、私の筆洗いです。
ここまで一気に色塗りしましたが、
これだけで済んでしまってます。

薄くても発色のいい絵の具のおかげですが、
色も同系色は続けて塗れば
筆を洗う回数も少ないってことですね

ご参考に
広い範囲を一通り仕上げてから
形のはっきりしたアイテムに移ります

自転車は
パーマネントローズとウルトラマリンの混色になる
紫色の一色で形を整える

ただし、これはいわゆる
「グリザイユ画法」
というわけではなく。。。。。
え〜〜〜いわゆる思い付きというヤツで


で、少し離れて絵を見てみると
この紫色が明らかに浮いているヽ(。_゜)ノ
‥‥などと思ったりもしますが、
まだこの時点では放っておきましょうf(^^;)

<部分拡大>



パーマネントローズとウルトラマリンの混色
と言っても薄くなったり、濃くなったり
途中でウルトラマリンを足したり‥‥。
パーマネントローズを足したり‥‥。
ハイライト部分は塗り残しておくけど
この時点で
ほぼ完成に近いレベルまで描いてしまう


完成の時の拡大図と比較すると
より分りやすいかも
次には同じ色で左斜め上方にある照明
ややウルトラマリンを足して青味が多くし
塗り方も淡い感じにすると
空気遠近法で言うところの距離感が出るかも

自転車の紫が浮いているのを修正するのは
この色を使う箇所が終わってから‥‥。

同じ系統の色は場所が離れていても一気に
使ってしまった方が効率的だし、
筆を洗う手間も省けるでしょ。
筆を洗わないから水も汚れないし‥‥
水を替える手間もないし、量も少なくて済むし。

まぁこんなところでケチる必要も無いのですけどね
参考までに‥‥。
照明を塗ったら、そのままの筆で
パレットに残っていた緑色をとって混色する
そうすると、
なんて表現していいか分からない色ができる
(*^o^*)
深緑に近いかな?
これでフェンス下にある草の影などを描く

そのままパレットの緑色を取り続けると
だんだん紫色が弱くなって、薄い緑になっていく

その色薄くなった色で自転車部分で
草を映して緑がかっている部分を塗る
‥‥ほとんど見ても分らないけどねf(^^;)

しっかり筆についている色が
緑色になってしまったら、
今度はウルトラマリンだけを足して青緑にする
この色でフェンスの上端を塗る
もちろん、光の当たっている部分は塗り残し

ここまで来て、やっと軽く筆を洗います。
もちろん途中で水を含ませたりするんで、
少しずつは筆から色が抜けてるんですけどね

で、フェンスの柱を塗ります
筆は軽く洗っただけなので、緑が少しだけ残ってる
ローシェンナで柱の錆を表現します

ここでまた一旦休憩。日を改めて描く事に
決めて筆をおきます。
なんせ、
仕事が終わってからの夜に描いているので‥‥
残りわずかなのに、
ちょっとずつしか進められない


フェンスのアミと、それにかかっているネットの陰

陰と影でリアル感を出すんです。

色はやっぱりウルトラマリンがベース
パレットは洗わないでいるので、
前回の色がそのまま残っている。
ウルトラマリンを取った筆で
少しパレット上の緑や紫と混色。
その色でネットの凹凸を考えながら塗る

この時点ではまだマスキングしたまま。


最初にマスキングした時のネットのうねりを
考慮して塗るべきなんだけど、
なんだかわけ分らなくなってしまいテキトー!

一通り出来たら、マスキングを剥がすので
しっかり乾かします
乾かしている間に、自転車や照明の微調整

あまり自転車が浮かなくなってきたでしょ?

ネットにも紫が少し入ったせいもあるけどね
乾かしている間にもうちょっと
フェンスの柱にローシェンナとバーントシェンナで
錆を加えました


マスキングを剥がすとこうなります。


やっぱりマスキングしてから日が経っており
なかなか剥がれない!!!
紙を傷めそうで怖いけど、ゴシゴシこするしかない

セヌリエの水彩紙で良かった‥‥
アルシュも強いけど、

他の紙では破れていたかも

マスキングは早めに剥がしましょう

今回は一ヶ月以上経っていました
わははは

ここでまたまた一旦休憩
今日は休日!なんとか仕上げなきゃf(^^;)
本当にごくわずかなんだから‥‥

●HKの、「日本の話芸」を見ながら‥‥
本当に笑福亭仁鶴は上手い

めったに●HKなんて見ないけど新聞で
この名前を見てしまったら見るしかない

私‥‥もと落研もどき‥‥



えっと‥‥
さらに紫色とか緑、青など、
パレットに残った色を薄めて使います

まずは塗りたいところに水だけを薄く引く
で、その後に色をのっけるとボヤ〜〜〜っと
グラデーション

あとは細かいところを調整しながら
完成へ

40×30p セヌリエ水彩紙
 1/2005

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