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■■  寝室  ■■

▼ 寝室の必要な広さ ▼
介護用ベッドと車椅子を必要とする介護で必要とされる部屋の広さは、介護者も夜は同室にて布団を敷いて休み、昼間は邪魔にならないように片付けるという場合には、8帖なら充分、6帖でもそこそこ、4帖半でもなんとか対応できそうです。なお、介護者も同室でベッドを使用する場合にはプラス2帖分の広さが必要だと考えて下さい。
下の各図は全て、押し入れ、外部に面した窓は図示を省略し、出入り口は、とりあえずドアを適当な位置に取り付けています。

<8帖>
左図は8帖の部屋に介護用ベッドと車椅子を置いた場合を示しています。
向かって左側の壁際から60cmはなして介護用ベッドを置き、右側の壁際から介護用ベッドまでは約190cmの距離が確保できています。
この状況だと介護者はベッドの両側で介護をすることができ、車椅子も室内で方向を変えることができ、右側の壁に沿って奥行60cmのタンスなら置くこともできます。
 

<4帖半>
4帖半の部屋に介護用ベッドと車椅子を置いた場合です。
ベッドの片側でしか介護できませんが、あまり物を置かなければ、この広さでもなんとかなりそうな気がします。
 
下の各図は6帖の部屋の場合。こちらも一般的なサイズの介護用ベッド、車椅子を置いた場合を示しています。

<6帖-その1>
壁際から60cmはなして介護用ベッドを置いたケース。
介護者はベッドのどちら側からでも介護を行うことが出来ます。(介護者が壁際へ移動するのが少し窮屈ですが)
上側の壁際から介護用ベッドまでは約190cmの距離が確保できています。室内で車椅子の向きを変えること、奥行60cmのタンス、小型のテレビくらいなら置くこともできます。
 

<6帖-その2>
壁際から15cmはなして介護用ベッドを置いたケース。右側の壁際から介護用ベッドまでの距離は約140cm。
上の図と比較すると、ベッドの壁際での介護ができなくなり、タンスのような奥行のある物は置きづらくなります。
介護用ベッドにはたいがい脚の部分にキャスターが付いていて、移動もしやすくなっていますが、頻繁にベッドを移動するのは、やはり大変です。
 

<6帖-その3>
壁際から45cmはなして介護用ベッドを置いたケース。右側の壁際から介護用ベッドまでの距離は約110cm。
介護者はベッドの両側で介護することができますが、室内で車椅子の向きを180度変えるはことできません。また、物が置きづらい配置です。
 

<6帖+1帖>
畳一帖分の広さの押し入れを部屋の一部に改造したケース。
上記の6帖の各場合よりは、いくらか広さに余裕があり、介護者は押し入れを改造したスペースに立ち介護を行うことができます。
 
▼ 建築 一口メモ ▼
日本の住宅は良くも悪くも昔からの尺貫法の影響を受けています。50cmとか1mとかの長さではなく、多くの場合一寸(約3cm)、一尺(約30cm)、一間(約1.8m)といわれる長さを基本の寸法とし、その整数倍で構成される長さで各部屋や廊下の寸法を決めています。
木造に限らず、鉄骨造、鉄筋コンクリート造の住宅を含めても、おそらく8割から9割近くはこのような寸法で造られているはずです。
 洋室、和室を問わず8帖の広さの部屋は壁の中心で約3.6mX3.6m。6帖の広さの部屋は壁の中心で約2.7mX3.6m。洋室の場合15cm程、和室の場合で10cm程差し引いた長さが各部屋の内法寸法となります。
 
▼ 車椅子を180度回転させるのに必要な幅 ▼
手元の参考資料によれば140cmあれば反対方向に車椅子の向きを変えられるとのこと。実際、自分の経験からも、この140cmという値は適正な数値だと思います。ただ、介護者が後ろから車椅子を操作する場合には130cmくらいの幅でも対応できるはずです。
 
▼ ベッドの位置 ▼
通常は壁に沿ってベッドを置くことになりますが、うちの父親のように片マヒ
のある場合は、マヒ側を壁側に、健側(動くほうの手足)を壁の反対側に向け、
健側に車椅子を横付けするのが基本だそうです。
 
▼ 温度湿度の調節 ▼
介護の必要な人はどうしても、長い時間を過ごすことになるので快適にすごしたい部屋。やはりエアコンは必須。できれば加湿器と、湿度計付きの温度計もあれば良いと思います。
なお、夏場、扇風機の風を直接体に当てるのは、高齢者は体力を奪われてしまうので避けたほうが良いとのこと。

 


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