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■■  トイレ ■■
うちの父親は、小便は細い管を通して処理し、排便は紙おむつを使用し、ポータブルトイレは下の画像に示したものを購入するも、残念ながら 一回試しに使ってみただけで、 部屋の隅に置いたままになっています。
車椅子で生活する人にとって、どんなトイレが使いやすいのか、正直なところ私も良くわかりません。一人でトイレに行って用が足せなくなったら、ポータブルトイレで、それでもダメなら紙おむつで、このくらいしか、思い浮かばないんですが・・・
ポータブルトイレも、温水シャワートイレ、暖房便座、脱臭、このくらいの機能の付いたものは、既に市販されています。おそらく、近い将来もっと便利なものも開発されるでしょう。
 
参考までに、車椅子でも使用できる(かもしれない)トイレの例をあげておきます。
<A> 住宅の一般的なトイレ
下の二つの図は、広さ約タタミ一帖分の、一般的な住宅のトイレを示しています。車椅子で生活する人が、ここで用を足すのは、さすがに無理ですね。
 
<B> 車椅子で利用できる最小スペースのトイレ
介助者はトイレの中に入ることができず、自分一人で車椅子から便座に移動しなければなりません。これも高齢で介護が必要な人には、ちょっと無理でしょう。
 
<C> トイレと洗面脱衣室が隣接している場合で改造を行った例
の二つの図は、左が改造前、右が改造後を示しています。この例に限らず車椅子で使用できるトイレを計画しようとすると、全く介助なしというわけにはいかないでしょうから車椅子でトイレの中に入れ、向きを変えることができ、介助スペースが確保できるというのが、必要な条件となります。
<改造前> <改造後>
ただ、介護する者にとっては、用を足す毎にベッドから車椅子に乗せ、移動し便器に座らせる。これを毎日続けていかなければならない。本人はともかく、介護者の負担がちょっと大き過ぎるのではないでしょか。  
 
<D> 部屋の中にトイレを設置した例
とりあえず、8帖の部屋にタタミ一帖分の押入れがあり、そこを改造してトイレを設置したという想定です。トイレには壁、ドアはなく、目隠しのためにビニールカーテンを取り付けています。
私はこれまでに、部屋の中にトイレがある住宅を設計したことはありません。ただ、介護が多少必要でも自分で歩ける人から、少し手伝えば車椅子に乗り移れるくらいの人まで、使用でき、ポータブルトイレのようにいちいち汚物を片付けなくてもよいので、案外、使いやすいのではないかという気がします。
 欠点は、水廻りの改造で、どうしても費用がかかること。また、あまり日本人の生活習慣に、なじまないかもしれません。

 


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