講演会


幼稚園や小学校で行われる講演会に参加した感想等を
紹介して行きたいと思います。




講演会「子どもの発達と親の接し方」講師 小笠原 圭 先生

講師紹介

  • 中学校、小学校、幼稚園教諭を経て
  • 53年より  名古屋市立幼稚園長
      その間  全国国公立幼稚園長会副会長
           愛知県国公立幼稚園長会長
  • 平成3年より 一宮女子短期大学講師
  •  10年   愛知県教育功労者表彰受賞
  •  11年   幼稚園教育功労感謝状受領(文部大臣)
  •  12年   勲5等瑞宝章受賞

    講演内容

    聞きながら、メモをとった範囲内で、講演の内容や感想をまとめました。
    あくまでも、私が感じた内容の紹介なので、講演の先生とは、直接の関係はありません。ご了承ください。

    「今どきの親」と呼ばれる人には、2通りのタイプがある。
      ・叱らない親....叱っている自分が嫌
      ・口喧しいけど、妥協してしまう親...自分の気が済むだけ
    どちらも、子どもにとっては、有難くない親。

    パンダの子育ての紹介
    パンダの赤ちゃんは、とても小さいので、とても大きな声で泣く。
    お母さんは、子どもの泣き声を聞くことで、母性を呼び覚まされる。
    大事に大事に守り、育てる。
              ↓
    赤ちゃんが少し大きくなると
    お母さんは、子どもから目線は外さないが、手は出さなくなる。
    しかし、危険な場合は、すぐに手助けする。
              ↓
    子どもがどんどん大きくなると
    お母さんは、時々姿を隠すようになる。
    そうすることで、子どもは、慎重に行動するようになる。

    子どもの発達について
    『発達』は、「何ができるか」ではなくて、「心の揺れ」が大切。
    シーソーに例えてみると、

    <乳児期>   信頼_____不信    ⇒『希望』
                △

    <幼児前期>  達成_____失敗    ⇒『意志』
     2〜3歳       △

    <幼児前期>  自発_____抑制    ⇒『目的』
     4〜5歳       △

    どちらかに片寄ってしまうのではなく、どちらにも沢山ゆらゆら揺れることで、
    希望や、意志、目的と言ったものが、育って来る。
    シーソーをたくさん揺らしてあげて下さい。

    幼児期に大切にしたいこと
    『感性』・・・まわりに興味を持つ、人と付き合う。
    『意志力』・・やろうとする。ていねいに。
    (理解力)

    父と母の役割分担
    周りと比較して評価する『相対評価』とうちの子は文句なしに可愛い『絶対評価』
    この2つを両親が分担することが大切。
    どちらがどちらを受け持ってもよいが、片寄ると、子どもが可哀想。
    相手を変えるのは大変です、あなたが相手と反対側に変わって下さい。

    感想

    素晴らしい!!!
    パンダの子育てに見習わなければいけない点が、ぎっしりですね。
    私なんか、なかなか見守ると言うのが出来なくて、ついつい口が出、手が出てしまう...

    シーソーの揺れの話では、親も子も、試行錯誤して成長して行けばいいんだな..と、思いました。...勝手な解釈?
    親だって、ストレスもあって、優しく接することばかりはできないし。
    シーソーのように、優しかったり、そうでなかったりの揺れの中で、きっと、成長して行くんでしょう...^^;
    頑張ってばかりじゃなくて、息抜きも大切だよって言われてる気もした。
    そう、思うことにしよう、うん。

    「相手を変えるより、あなたが変わって下さい」の言葉は、衝撃的でしたね。
    自分を変えるのは難しいけど、相手を変えるのはもっともっと難しいと言うことでしょうか。
    いまさら相手の交換はできないしね...^^;
    うちは、相対、絶対どちらがどっちかしらね?

    こうして、書いているうちに思い出したこともいろいろありましたが、うまく言葉にならないので、この辺りで終わろうと思います。
    今回、講演に参加できて、私はよかったと思います。これからも、機会があったら、どんどん参加してみたいと思います。

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