フロントカバーを外します。これ以前の手順はダイオードボードの項参照。
ブラシホルダーを外せばブラシはすぐに交換できそうですが、ブラシホルダーを固定してるように見える2個のナットはコネクターを固定しているだけです。
実はブラシホルダーはステーターのカバーの裏側のナットを外さないとはずれません。
このままでも2個あるブラシのうちフロント側を外すことは出来ますが、奥側のブラシは抜くことができませんのでステーターのカバーごとブラシホルダーを外します。
そのためにコネクターに合いマークをつけて元の位置に戻せるようにしておいて、5個のコネクターを切り離します。
こちらも同様です。
ステーターカバーを止めている、3本の4mmヘックスボルトを外します。
3本のボルトを抜くとステーターがまるごと外れてきます。
ブラシが飛び出さないように指で抑えながらステーターassyを引き抜きます。
これで奥側のブラシも外せます。うずまきスプリングを細いドライバーで開放してブラシを引っ張りだし、ハンダゴテではんだを溶かしてブラシを外します。
交換後は逆の手順で組み付けて終了です。
ステーターが断線している場合は新品のステーターを組み付ける行程を追加します。
ローターもばっちいですねー。近いうちに断線しそうです。
こちらの交換は真ん中のヘックスボルトを抜いて、その穴に専用の抜き工具をねじこんでいくとバコンと嵌合がはずれます。
ただせっかくクランクシャフトの先端がむき出しになりますので、そこのオイルシールも同時に交換します。
組み付けはローターを押し込んでネジを締めるだけです。
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