アースコードとセルモーターコードを交換。

これが今回交換するセルモーターコードとアースコードのセット。
なぜ、セルモーターのコード?
それは、OHV−Rの充電系はセルモーターのコードと兼用してるから。
つまり発電された電気はセルモーター経由でバッテリーに充電されているのです。
この製品はノーマルの芯線70本に対して細い芯線を420本束ねたものなので、有効断面積が増えて、抵抗が減っているのです。
しかも端子はノーマルのアルミに対して銅製。ここでも抵抗が減っているはず。
太さもひと回り太くなっています。
上のノーマルセットにさらにダイオードボードからの充電線をセットしたものもあります。
今回自分用はこちらを使いましたが大問題発生。(ノーマルセットでは問題はありません)
おもしろいので今回の作業はこちらの様子をお知らせいたします。
*実はこの線は充電線ではなくリレーへの分岐線でした。このコード自体がモノサスに対応しない旧OHV用のコードだったのです。ですので以下の作業は大いなる勘違いから誤った使い方をしていますので真似しないでください。
モノサス用ケーブルの正しい接続方法は後半で改めて。
まずはシートを開け工具箱をおろします。
バッテリーはこの下にあります。
私のバイクではこの中にETCがあるので配線を抜いていきます。
バッテリーからアース線を外します。
タンクを固定しているサークリップを抜きます。
燃料ホースを抜きます。
タンク後端を持ち上げて後ろにずらして、今度はタンク前端を持ち上げます。これでタンクは外れます。
グロメットにヒビが。
近い内に交換しましょう。
タンク前端のラバーもちぎれかけてるので要交換。
このボルトを抜きます。
このボルトは中空の特殊なボルトなので紛失しないように。
センターに穴が空いていてミッションのブリーザーも兼ねてますので普通のボルトと入れ替えてはいけません。
バッテリー側を外すとアースコードの取り外し完了。
新しいコードは長さはバッチリなのですが端子がストレートなので実際はバッテリーまで微妙に届きません。
これがR100RSのアースコードバッテリー側。
そこで、新しいコードの端子を90度曲げます。
これで届きました。
この後の出荷分から最初から曲がった端子がついたものに変更されているようです。
エアクリーナーのフタとエアクリーナーエレメントを外します。
BMWと書いてあるセルモーターカバーを2個の5mmヘックスを外して取り外します。
セルモーターからバッテリーにつながる電源ケーブルを外します。
ノーマルセットの場合はここで電源ケーブルを交換するだけです。
ただ、今回私のバイクではダイオードボードから来る充電コードも交換しますので、フロントカバー(通称オカメ)を外します。
カウリングのフロントカバーを外します。
オイルクーラーをつっているブラケットの2本の13mmボルトを緩めてオイルクーラーを取り外します。
ホースは外す必要はありません。
2本の5mmヘックスボルトを抜いて、オカメを外します。
上側がバッテリー側、下の太いほうがセルモーター側で、分岐している細い線が充電ケーブルです。この細い線は上の赤い部分で分岐して太い線と一緒にメッシュネットでカバーされています。
ちなみに赤いほうがバッテリー側。
当然ボルトオンだと思っていましたが・・・。

注)上の文には大きな間違いがあります。本当は細い線は旧タイプの2本サスモデルにしか無いリレーへの線でした。モノサスモデルにはこの線はありません。
ただ、以下の作業手順を踏むことでこの細い線が充電ケーブルに変身できました。

このことで販売元のユーロモトに下手な英語でクレームをつけてしまい迷惑をかけてしまいました。ああ恥ずかしい。うっとおしいクレーマーだと思われただろうなあ。翻訳ソフトでのやりとりだったから妙なやりとりになってしまったし。
オカメの上部にあるダイオードボードの充電端子から右はじの赤いノーマルコードを外します。
このコードの反対側はセルモーターについてます。
エンジン上部にあるグロメット。左がバッテリーケーブル、右の細いのはパルサーユニットから点火用のブラックボックス行きの線です。
このグロメットから古い電源コードを抜いて、新しいコードを通さなくてはいけませんが、新しい線は2本の線を束ねているので太すぎて通りません。さらに、セルモーターのコードをセットするとそれに引っ張られてダイオードボードへのコードが届きません。
ここでなにかおかしいなと思い始めました。(早く気付けよ)
左がノーマル。右が今回購入したコード。
左の2本のケーブル(電源コードと充電コード)はセルモーターターミナルでそれぞれ下の丸い端子が合わさり1本のコードとなります。
って、新しいケーブル、配置が逆じゃん。
つまり、右のコードは赤い部分で合体してますのでそちらをセルモーターに繋げないと、細い方の線がダイオードボードに届かないのです。
*繰り返しますが、この線はダイオードボードへ行く線ではありませんので届かなくて当然です。使い方を間違っています。でも面白いのでこのまま掲載します。このケーブル本来の配線図は後ほど。
これがモノサスR100RSの配線図です。
セルモーター側にダイオードボードからの細い線Aとバッテリー直結の太い線B、2本のケーブルが来るのがわかりますよね。
Cはセルモーター起動用のスイッチ線です。
で、勿体無いけどムシってしまいました。保護カバー。
これで赤いほうをバッテリーではなくセルモーター側にすれば配線図通りになります。
ただしひっくり返した関係で充電コードが余ってしまいました。折りたたまれた分が余分です。
まあ、長い分には問題ないのでこのまま行きます。
セルモーター側をセット。赤いコードはとぐろを巻かせてダイオードボードへ。
カバー内で2周ぐらい巻いてあります。
グロメットはカッターで切れ目を入れればこの太いケーブルでもそのまま使えました。
あとは元通り組めば終了。
エンジンをかけて試走。
セルモーターが軽く回るような気がするし、点火コイルへの電流の通りが良くなったのか、エンジンの掛かりは間違い無く良くなりました。(個人の意見です。効能は人によって感じ方が違います)
そしてこれがこの分岐ありケーブル本来の使い方です。1984年式までの2本サスモデルの配線図。
2本サスモデルはこのようにスターターリレー87番への分岐線があるのでした。これが赤い分岐線の正体です。
つまり今回使ったケーブルはA+Cの合体品だったのです。注文ミスであってモノサス用ではありませんでした。
クレームつけてゴメンなさい。ユーロモト殿。
さてこれがモノサス用のセット。
後日これと交換しました。
バッテリーへ固定して。(もちろんマイナスは外しておきます。)
セルモーターから間違いケーブルを外します。
グロメットをはめて正しいケーブルを装着へ。
右下に赤いものが見えるのが交換したケーブル。

タイラップで固定して終了。
赤いのは後付したHIDヘッドライトの電源ケーブルです。
エンジンを掛けるとセルモーターがビュンビュン回ります。
アイドリングで12V。いいんでないんかい。
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