メーターをマウントしている3本のボルトをゆるめます。
抜く必要はありません。
これでメーターを上に引っ張るとマウントからはずれますが・・・。
その前にメーターケーブルを抜いておかないと。
もう一つ。配線を外さないといけません。
このネジを抜いて四角いラインにドライバーを突っ込んで、こじって外します。
外れたコネクター。
タコメーターの信号も、照明用の電源もこれ1個に集約されてます。
アウターカバーのねじ3個を外します。
中間カバーのネジを6箇所外します。
上の左右にあるのがメーター照明用のT10サイズのウエッジ球のソケット。
引っ張ると抜けます。
真ん中の右の丸がメーター照明用のプラス極。
左の丸がアースですのでここにバッテリーから電気を接続します。
本来3Wですが、国内では販売されてないので通常はこれを使います。
ところが暗いので、たまたまあった5W球をつけてました。
これが純正の3W球から交換した自動車用の5W球。
裏蓋がないので光が漏れてますが、光はほとんど裏側にいってますねー。
近づいてみてもこんなモノです。
数字が見えないので、針の位置で大体のスピードを把握しています。
夜間は目がなれますのでこれでも気になりませんが、トンネルなど明るいところから突然暗くなると全く見えません。
そこで今回導入するのが自動車用のバックライト用の1WハイパワーLED。
1個450円ほどです。カー用品で2個セットで手に入ります。
アルミのヒートシンクがパワーを予感させます。
カメラを焼かないように光軸から外して撮影してもこのとおり。
直視できません。
試しにタコメーター側のみ交換。
比較するのがあほらしいほど明るくなりました。
両方交換。

消費電力は2個で、元の球1個分以下です。
ポジション、テールライトも含めて5W以下。
これで充電の心配をせずに安心して夜も走ることができます。
ブレーキペダルも踏みっぱなしでもバッテリーが上がらないよー。
この作業で夜間走行時に点灯する部分すべてがLEDに置き換わりました。
いや、時計と電圧計が特殊なサイズなのでまだ電球でした。これは今検討中です。
そうだ、まだインジケーター類も電球のままです。
これがインジケーターソケットで上からウィンカー、油圧警告、チャージ、ニュートラル、ハイビームです。
ちなみに上の左右にあるのがメーター照明です。
ソケットの大きいやつがT10、小さい方はT5といいます。
配線はプリント基板になっており、非常に近代的に見えますが、これがペラペラのビニールみたいなやつで、ソケットとの接点もふにゃふにゃで接触不良の原因となり、時々照明が付かなくなります。
ソケットはまっすぐ引っ張るとプリント基板がくっついてきて破損の原因となりますので、横からグッと押して片方ずつ基板から外します。
これがT5サイズのインジケーター。
黒い部分はメーター付属のソケットで、電球はガラス部分だけですので交換するときはソケットから引っこぬきます。
これがT5サイズの3チップLED。
広角なので電球に近い光り方をします。
こんなにちっちゃいのにLEDが3個実装されてます。
1個120円でした。
1色4個セットで、赤、青、黄、白を購入。(緑が売ってなかったので白で代用。)
直視できません。
明るすぎるかも。
まず、油圧警告灯。
電球。
LED。映り込みを見ると強力に光っているのがわかります。
ニュートラルランプ。
電球。
LED。
ハイビーム。
電球。
LED。
さて、気づいた方もいらっしゃるでしょうが、T10電球を使ったウィンカーとチャージを飛ばしました。
実はチャージランプは充電回路の一部となっているため、他のワット(ノーマル3W)に交換すると充電に不具合が起こるのでいじりません。
ウィンカーインジケーターは次で説明しますが、ウィンカーをLED化すると、このインジケーターが悪さをするため外してしまうのです。
ここに電球が入っているとウィンカーが4個とも点滅しハザード状態になってしまいますので、ここには空のソケットだけを戻します。
そのへんにあった封筒の裏に書いたもので申し訳ないのですが、これがメーター照明の配線です。(2枚目の写真参照)
1から9までの数字がコネクターの入力端子です。線に書かれたプラスとマイナスが電流が流れている方向です。
ご存知のように電球はどっちからプラス電流が流れても点灯します。
しかしLEDは電流が流れる方向が決まっていますので、このような配線図にのっとり、電球の端子の向きを指定しないと点灯しません。
そしてこの図の中で唯一プラスマイナスがわからなかったのが、4と8の、ウィンカーインジケーターにつながる端子。
それは、ウィンカーの仕組みが悪さをしているから。
ここのインジケーターは右のウィンカー配線と左のウィンカー配線をまたぐようにつないでいて、右のスイッチを入れると8から4に電流が流れ、左のスイッチを入れると4から8に電流が流れるのです。
電球の場合はそれで点灯しますので何も問題はありませんが、インジケーターをLEDに換えると、電流の向きによってどちらかがつかなくなってしまうのです。
それならば、電球のまま使えばいいじゃんと思ってみても、電球そのものが左右の回路をつなぐバイパスになってしまい(つまり、右のウィンカーをつけた場合、実際は右の前後のウィンカーとインジケーターを点灯させた残りの電流が左のウィンカーへも行っているのですが、10Wのウィンカー球をつけるほどの電力ではないので左はつかないわけでして。ところが、そこにあるのが0.1Wで点灯してしまうLEDだとしたら、ついちゃうんですねー。左のウィンカーも。)どっちにスイッチを入れてもウィンカーが4個とも点滅してしまうのです。
ひらたく言えば安上がりなハザード回路ができるわけですな。
まあ、インジケーターをLEDにして、左右の配線にインジケーターのプラス端子へ一方通行で電流を通すダイオードを追加して、反対側の回路へ電流が行くのを防止する回路を追加すればいいのですが、めんどくさいので今回は左右のフロントウィンカーへの配線を分岐して、それぞれにインジケーターをつけちまうことにしました。
時間切れなのでウィンカーのLED化の続きは次回へ。
キーオンにしてライトを付けハイビームに切り替えると見事に全部点灯。
実はメーターの上方では時計と電圧計の照明が点いているのですが、全く見えません。
さて、時計と、電圧計も早く手をつけなくては。
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