お車相談室

4/20 廃タイヤ リサイクル率88% (New !)

日本タイヤリサイクル協会によれば、2000年度の廃タイヤは、(廃タイヤは「タイヤ取替え時」及び「廃車」に発生します。)前年比200万本増の1億500万本です。理由として市販用タイヤの増販が挙げられる。発生ル−ト別の割合は、「タイヤ取替え時」が全体の82%、廃車」は、18%でした。昨年の廃タイヤのリサイクル率は、前年対比横バイの88%でした。

4/11 恐いタイヤ空気圧の不足・過多

昨年から今年にかけてタイヤ業界を中心に日米のドライバ−などの感心を集めたのが、フォ−ド車の一部に装着されたファイアスト-ンタイヤがらみの事故。車かそれともタイヤに起因した事故なのか調査中ですが、国内タイヤメ−カ−各社から「米国で事故を起こした車のタイヤ空気圧が適正であったのか?」と言う指摘。米国では以前からタイヤ空気圧が原因と見られる車両横転事故が発生しています。国内でもタイヤ空気圧に対する感心は高まっている。

1/16 指定外タイヤで車両火災発生
車に前輪と後輪で異なるサイズのタイヤが装着されるケ-スがあるが、四輪駆動車(4WD)ではこれが非常に危険。前輪または後輪のいずれかに指定外のタイヤを使用した4WD車で、このことが原因と見られる車両火災が発生している。運輸省自動車交通局は、1.カ−メ−カ−が指定した同サイズのタイヤを装着する 2.四輪ともメ−カ−や商品、パタ−ンで同一品を使用する。など注意事項を明らかにしている。FF(前輪駆動)車やFR(後輪駆動)車では、駆動輪が従輪を引っ張るか押す形で、前輪と後輪が同じ回転数で車が走行する。これに対して4WD車では前後輪とも駆動輪の為同じ回転数で走行するが、ここに前輪と後輪とで異なるサイズのタイヤが装着されると、回転数に差が生じて、高負荷-タイヤが発熱と言う結果が生じる。

10/15 ブレ−キフル−ドについて

ブレ−キフル−ドはブレ−キペタルを踏み込んだ力をブレ−キに伝達する液体である。走行している自動車を素早く、かつ安全に停止、減速させるという重要な役割を持っている。ブレ−キフル−ドは、沸点の違いでDOT(ドット)-3,DOT-4,およびレ−ス用のDOT-5がある。DOT-3は沸点が253度Cで、DOT-4は沸点が282度C。一般的にはDOT-3を使用するが、高級車・スポ−ツカ−・バイクなどでDOT-4を指定している車がある。ブレ−キフル−ドは通常250度Cになっても変化しないが、空気中の湿気を吸うと、沸点が下がってしまう。沸点が下がるとブレ−キディスクとブレ−キパッド(ブレ−キドラムとブレ−キシュ−)の摩擦熱により、ブレ−キフル−ドが沸騰して気泡が生じることで、ブレ−キが効かなくなるペ−パ−ロック現象を起こす。ブレ−キフル−ドは、空気中の水分を吸う性質があり、2年に1度(初回は3年目)つまり車検毎に交換するよう心がけたい。又、ブレ−キフル−ドが劣化するとホイ−ルシリンダ−の錆びや汚れによる作動不良を起こし易いから注意が必要。

10/7 バッテリ−について

1.バッテリ−の型式表示?

バッテリ−はJISで規格が決まっている。型式表示もJISで定められている。例えば、「46B26R」なら、最初の数字は性能のランクを表すもので、数字が大きいほど、容量の大きい高性能のバッテリ−と言うことになる。50まで2つ刻み、それ以上は5つ刻みとなる。次のアルファベットは幅、高さ、寸法の区分で、ABCDの順に大きくなる。その次のRまたはLは端子の極性を表示している。バッテリ−の短い辺から”+”端子を手前にした時、端子が右にあれば"R"、左にあれば"L"となる。


2.バッテリ−の容量アップは?

基本的に容量アップは余裕につながり寿命の点でもプラスになる。この場合、1〜2ランク上の性能を持つ物に交換するのがベタ−。Bサイズなら同じBサイズを選ぶと交換が簡単になる。


3.バッテリ−の液量は?

バッテリ−の電解液はケ−スに表示されたアッパ−とロア・レベルの線の間で使うことになっている。この電解液が不足している時、極板が露出していると、空気と反応して劣化し起電力が落ちる。反対に電解液が多過ぎると、ベントプラグの排気孔から、振動などで漏れ出し車のボディなどを傷めてしまう。(電解液は希硫酸なので)


4.バッテリ−に水道水?

水道水には衛生上の問題から塩素などの殺菌成分が入っている為、バッテリ−に注入すると、化学反応に影響を及ぼしバッテリ−の寿命を縮めることにもなり、蒸留水から作られる補充液を使用した方が良い。


8/29 SSオイルの敵は”純正”

カ−メ−カ−の純正オイルと言っても、自動車会社が、これを生産しているわけではなく、SS店頭で販売されている元売ブランドのオイルと何ら変わりはなく「元売ブランドのオイルの方が性能がいい場合もある」とも言われている。一般のドライバ−は、石油精製元売会社が純正オイルを生産していると言う事実を理解できていないケ−スが見受けられる。

8/23 タイヤ内圧の安定の為、窒素ガスを!

タイヤ内圧の安定を図る為、空気の代わりに窒素ガスを充填するケ−スが増えているそうです。窒素は酸素とともに空気を構成し、空気の約8割を占める主成分です。窒素は酸素に比べゴムに対する透過速度が低い為、タイヤに充填した際に内圧が落ちにくく、長期間安定したタイヤ圧を維持する事がでます。また酸素を含まない為、タイヤホイ−ルの酸化、腐食を防止する働きにも注目が集まっています。航空機、モノレ−ル、自動車レ−ス用のタイヤなどに早くから窒素が使用されており、最近では、長距離トラックなど大型車への普及も進んでいます。

8/14 エアコンオイル不足の諸症状

「エアコンガスを充填したのに、エアコンの冷えが悪い」と思われた事ありませんか?これはエアコンオイルが不足している場合もあるため点検が必要です。

カ−エアコンのコンプレッサ−は、エバポレ−タ−から送り込まれた低圧のク−ラ−ガスとエアコンオイルを高圧に変化させ、コンデンサ−に送る重要な役目を果たしています。エアコンガスとエアコンオイルは一緒に冷房サイクル内を循環している為、エアコンガスが漏れると、エアコンオイルも同時に漏れる。エアコンガスが200〜400グラム漏れるとエアコンオイルも15〜30CC抜けると言われています。またエアコンオイルは、マイナス20度から80度と非常に過酷な条件下で使用される為、オイル劣化も激しくガスチャ−ジとともにエアコンオイルの補充が必要になります。
エアコンオイルが不足した車では、圧縮不足による 機能低下が起こり、エアコンの冷却効果が低下します。

エアコンオイル漏れ点検方法:

1年以上または2万km以上走行した車のコンプレッサ−下部を触り、手に油が付着するかどうか点検する。

エアコンオイル不足による車の不具合として

1.異音やコンプレッサ−の焼き付き。
2.潤滑不良として、エアコンガスの劣化を早め、スラッジなど不純物を増大させる。又エンジンに無理を生じさせ燃費も悪くなり、オ-バ−ヒ−トの原因にもなります。

7/26 ドライブシャフトからうなり音

1.どうして音が出る?

ドライブシャフトは、何本かの軸によって構成されており、それぞれの接続部分にベアリングが組み込んである。異音が発生する原因の大半は、そのベアリング部分のガタによって発生する。ベアリングの破損は、ベアリングをおおっているダストブ−ツの破れにより水が浸入した事が原因になりやすい。


2.こんな音なら要注意

ドライブシャフトのジョイントベアリングは、コトコトと言う軽い音から、次第にゴトゴト、ゴリゴリ、ゴ−というような濁った音に発展し、最後にはジョイントが分解状態になる。


3.音が出た時の対処法

3-1ドライブシャフトのジョイント部分に音が発生した場合の応急処置のようなものはなく、トラブルが発生したドライブシャフトは、新品かリビルトパ−ツに交換する。
3-2音が発生する以前の段階で、ドライブシャフト・ブ−ツの破れを発見した場合はラッキ−。その時点でガタつきや異音が発生していない場合には、ドライブシャフト・ブ−ツと専用グリスを交換すれば、それ以後、かなりの期間ジョイント部分のトラブルに見舞われることなく継続使用することができる。

7/10 危険な夏のスタッドレスタイヤ?

夏道でのスタッドレスタイヤ走行が危険性の高い行為であることは、体験した事があるドライバ−なら誰もが思うはず。北海道警察の調査では、今年4月以降に起きた交通死亡事故で、事故を起こした車がスタッドレスタイヤを履いていたケ−スは4割以上を占めており、その危険性を立証した形になった。又それ以上に、古くなったスタッドレスタイヤを換えない「履きつぶし組」の増加を示す数字とも言える。
北海道警察によると、今年4月から6月中旬までに道内で発生した交通死亡事故81件のうち、第一当事者の車がスタッドレスタイヤを装着していた事例は、36件で、全体にの44%を占めた。
この比率は昨年同期と比べ約14%増えている。これは、スタッドレスタイヤの夏期での性能がより低下していると言うよりも、タイヤ交換代の節約や夏タイヤの磨耗を少なくするために、来シ−ズンの使用に耐えない古いスタッドレスタイヤを次の交換時まで使用し続ける「履きつぶし組」が増加している証拠と言える。
スタッドレスタイヤは夏タイヤと比較して、夏道での制動が劣っており、特に湿潤路面での制動距離が長くなる。また、コ−ナ−リングの性能も落ちることなどが警察などの実験で明らかにされている。<

7/4 フィルタ-って何?

フィルタ−は、不必要な物を選別する為に使用される物です。普通にフィルタ−と言うと、エア−フィルタ−、オイルフィルタ−、フュ−エルフィルタ−等を指す。

1.エアフィルタ−の役割は?
”キレイな空気をエンジンに送り込む”
エアフィルタ−は、別名エアクリ−ナ−とも呼ばれている。エンジンのシリンダ−に空気を送り込む時に、磨耗や故障の原因になる細かい砂やゴミ等を分離して、エンジン内部に侵入させないようにするもの。車に使われているエアフィルタ−は、ろ紙を基本としている。実際に紙を使っているものは少なくなっているが、繊維の交差によって空気とゴミを分離する。ろ紙は細かく折り畳まれています。これは、吸入空気の抵抗にならないように、透過面積を大きくするために取られている措置です。


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  エアフィルタ-の乾式と湿式の違いは?
”どちらも一長一短があるが、乾式が一般的”
エアフィルタ-には、湿式と乾式がある。湿式とは、エレメントの部分にオイルが含まれていて、その部分だけ細かいホコリなどがしっかりキャッチできるようにしたもの。乾式はオイル等を使っていないもの。昔は、ホコリの侵入による磨耗を心配して湿式が目立ったが、最近ではメンテナンス(交換)の簡単な乾式が主流となっている。

2.燃料フィルタ−の役割は?

”燃料の異物混入を防ぐのが目的”
燃料も直接エンジン内部に入っていく物だから、エアフィルタ-の場合と同じように燃料に混ざってしまった異物を分離する必要がある。そうでないと、キャブのメインジェットの詰まりやインジェクタ−の異常磨耗、機能停止といったことが起きてしまう。最近は、燃料タンクでの取り入れ部分とポンプによる圧送後にエレメントでの分離する方式が一般的です。

(注)キャブレタ−[carburetor]:空気に燃料であるガソリンを混ぜて、シリンダ−に送り込む装置、気化器と訳されているが、実際には、霧吹きの原理によって空気中にガソリンを霧のように細かい粒にして混ぜる物です。
(注)メインジェット[main jet]:キャブレタ−のガソリンの噴出口をノズルという。この部分の噴出量を決めるための一定の口径を持った調節管がジェットである。メインは、主となる計量をするところ。
(注)インジェクタ−[injector]:燃料噴射ノズルのこと。電子制御燃料噴射式では、ソレノイド弁により電気が流れた時だけ開く弁をもつから、あらかじめ燃料に圧力をかけておき、燃料噴射量は、電流を流す時間で決まる。

3.オイルフィルタ−の役割は?

”オイルに入った金属片やゴミを除去”
オイルフィルタ−は、オイルの中に入ってしまった金属片やゴミなどをろ過する目的で使用される。オイルポンプによって圧送されたオイルを、フィルタ−ケ−スの中でろ紙の外側から内側に向かって移動させてろ過する。ろ紙が詰まってしまった時には、潤滑を優先してバイパスするリリ−フバルブが付いている。したがってオイルフィルタの交換時期は、しっかり把握しておく必要がある。

数は少ないが、内部交換式フィルタ−もある 

”輸入車に多いシステム”
 オイルフィルタ−には、カ−トリッジ式とろ紙交換式がある。カ−トリッジ式とは、金属ケ−スの中にろ紙などが入っていて、一体に交換するもの。また、ろ紙交換式は、アウタ−ケ−スが外れて、ろ紙の部分だけが交換できるもの。カ−トリッジ式は、全体にコンパクトにできるため、多く採用されているが、常に金属部分まで交換しなければならない為、資源のロスが指摘されている。但し、ろ紙交換式では、シ−ルの不備が心配されている。

6/28 ワイパ−ゴムが硬くなっていませんか?

 雨の日の視界不良としては、フロントガラスへの雨水の付着により、光の屈折率が変わることや、雨天時の薄暗さ、雨のベ−ルによって周囲が見えづらくなるなどの要因が挙げられます。 ワイパ−は、水切りがよくゴムが傷んでないものでないと、効果が発揮できません。


 こんな時、交換の目安。

 1.細いスジ状の線が残って見にくい。
<原因>ラバ−に異物が付着している。またはエッジ部が磨耗している。
<対策>まずエッジ部を清掃、それでも症状が消えない場合は、ワイパ−ブレ−ドを交換。


 2.ワイパ−ブレ−ドがはずんで、スム−ズに動かない。
<原因>ガラス面にワックスなどの付着、またはラバ−の変形。
<対策>まずフロントガラスを洗浄、それでも症状が消えない場合は、ワイパ−ブレ−ドを交換。


 3.ラバ−がガラス面に接触せず、拭きが均等ではない。
<原因>ラバ−の変形。
<対策>ワイパ−ブレ−ドを交換。

6/17 なぜ、RV専用のタイヤなの?

 最近、家族でアウトドアを楽しむ人が多くなりました。それに伴いRV車の需要も増加し、タイヤも「RV車専用」が発売されています。なぜ、RV車専用タイヤが必要か?...... それは、ミニバン、ワンボックス、コンパクトワゴンなどのRV車は風を受ける面積が大きいうえ、背が高く、横風の影響を受けやすくなっているからです。ふらつきに強く、しっかりとしたタイヤで安全運転をどうぞ!

6/17 ハイドロプレ−ニング現象?

 ハイドロプレ−ニング現象とは、水上滑走現象ともいい、ちょうど車が水上スキ−のように水の層の上を滑ってしまう現象です。こうなると、ハンドルやブレ−キのコントロ−ルができなくなり、大変危険な状態になります。この現象は、高速走行時に起こりやすいので、雨の日の高速道路では特に注意が必要です。

 発生のメカニズムと防止策

 まず、タイヤの接地面の前方から水の層がくさび状に進入し、その水の圧力で接地面が路面から浮き上がってしまいます。スピ−ドが一定の場合、タイヤの溝が減るほど、この現象の発生率が高くなります。このことから、ハイドロプレ−ニング現象を防止するには、スピ−ドを控えめにすることはもちろんのこと、溝の減ったタイヤは早めの交換をお勧めします。

1.タイヤのスリップサインはご存知ですか?

タイヤの溝は新品時には8mmあります。これが摩耗して1.6mmになると溝がとぎれるようになっています。これをスリップサインといい、このサインの出たタイヤは法的に使用禁止となっています。つまり車検も通りませんし、道路交通法上整備不良対象車として罰金の対象となっています。雨の日などや高速走行時などは大変危険ですので早めに交換してください。

2.ラジエ-タ-の働きとLLCの関係は?

 エンジンの冷却装置はシリンダ-の外側周囲にあるウォ-タ-ジャケットとラジエ-タ-にあるウォ-タ-チュ−ブの中に水を循環させてエンジンを冷しているのです。この水が凍ってしまったり、金属粉などと混じって循環が悪くなるとオ−バ−ヒ−トの原因になります。それを防ぐためにラジエ−タ−内に凍結防止用の不凍液を入れたり、防錆剤を入れる必要があるのです。この両方の役目を果たすのがLLC(ロングライフク−ラント)です。冬に備えてラジエ-タ-を洗浄して汚れた水を取り替え、LLCを入れておけば凍結もオ-バ-ヒ-トも心配無用です。

(注)ウォ-タ-ジャケット[water jacket]:エンジンのシリンダ−ブロックとヘッドを冷却する為の水路

3.エアコンの調子はいかがですか?

 エアコンガスは従来フロンガスが使われていましたが、大気汚染の原因になると言うことで平成3年より全面使用禁止となり、今は無害のR-134aと言うガスが使われています。エアコンガスとともにエアコンないには200cc前後のエアコンオイルが注入され循環しています。このオイルが各部の密閉や錆の発生を防いでいます。夏場に備えガスチャ−ジと同時にオイルも補給することによって快適なドライブの継続が保証されます。

4.オ−トマティック車に必要なオイルって?

 オ−トマティック車は、トルクコンバ−タ−という特殊なギア装置によって、自動的に変速できます。その変速のためにATFという特殊なオイルが使われています。エンジンオイルやギヤオイルと同様このオイルもトルクコンバ−タ−内の金属紛や温度変化によって変化し、自動変速に支障を来たします。新車時から10,000km走ったら1度交換。その後20,000km毎に交換(または点検)して快適なドライブを楽しんでください。

(注)トルクコンバ−タ−[torque converter]:トルクはエンジンの回転力、コンバ−タ−は変速機のこと。流体クラッチの一種だが、中のタ−ビンの作用によりエンジン側から入力した回転力を強めて出す機能がある。

5.バッテリ−、気ずかぬ間に疲労気味

 スタ−タ−の回りが弱い。パワ−ウインドウの上げ下げが遅くなった。バッテリ−液が少なくなった。エアコンが利かない。ライトが暗い。2年以上使っている。................愛車にとってはバッテリ−はパワ−の源です。このような状態になったら交換時期かな、と判断してください。

(注)スタ−タ−モ−タ−[starter motor]:エンジンの始動用モ−タ−。バッテリ−の電気で回転する。回転はギヤで減速されてエンジンのフライホイ−ルを回転させる。セルモ−タ−とも言う。

6.オイルエレメントの調子はいかがですか?

 オイルエレメントはエンジンオイル内に混入した不純物を取り除く大切な役割を果たしています。オイル交換によって新しくなったオイルの性能をフルに発揮するため少なくともオイル交換2回に1回はエレメントの交換をお勧めします。


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7.いざと言う時に使えないスペアタイヤ?

 見た目は新品で実際路上は走っていないものの、車が3万km走ればスペアタイヤも一緒に空中を3万km走っていることになります。スペアタイヤ格納時の環境は、意外と苛酷です。”経年劣化”がある事も意外と知られていません。長期間使われない状態でも自然な空気漏れはもとより、ゴムも劣化します。  ”定期的にタイヤチェック!” 1.空気圧点検 2.亀裂及び損傷 3.残り溝深さ 4.異常摩耗

8.切れたテ−ルランプを叩くと点灯するのはなぜ?

 フィラメントが切れたせいで点灯していない場合、バルブまで電源はきている。この時、衝撃が加わって切れたフィラメントが接触すると電流が流れる。すると、その電気が流れている間は、フィラメントにくっついた状態を保とうとする力が加わって点灯すると言うことがある。もっとも、ア−ス不良箇所が衝撃で接触した可能性の方がはるかに高いと思います。

(注)テ−ルランプ[tail lamp]:車両後部にあるランプのことで、バックギヤにシフトした時に点灯するバックアップランプ、ブレ−キングしている時に点灯するストップランプ、リヤタ−ンシグナルランプなどがあり、これらが一体となってデザインされた物をリヤコンビネ−ションランプと言っている。

9.以前使用されていたダイナモとオルタネ−タ−の違いは?

 ダイナモは、直流発電機/DCジェネレ-タ−。これに対してオルタネ−タ−は交流発電機/ACジェネレ-タ−。ダイナモは、電力を発生する為の磁界を、自らが発生した電力によってまかなっていたが、オルタネ−タ−では、バッテリ−に蓄えられた電力によって、磁界を形成している。この為、オルタネ−タ−の方が低回転でも十分に発電ができ、小型化、軽量にできるというメリットがあります。