シャーレルンの遺産

ある日、飛行大陸エスタンシアが地上へと降下した。エスタンシアの民は不思議な力を手に入れ、「外の世界」への冒険に旅立っていく。


WC:レジット・レピュス(ファイター)

ファイナルイベントリポートアップしました。3ゲーム合同なので、あちらからはこのページではなく案内ページに戻ります。

1999,10,25


 マニュアルが届きましたので欄を設けました。まだチラッと見ただけですが表紙の感じがいいですね。

1998,9,11

 キャラクター完成。イメージ的には「鳳凰」の豹介の焼き直しだけどデータは新たに選び直したし、ほとんど別物かも。

1998,10,15
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第1回WC
『動き出す宿命の糸』
担当:池田さおりマスター
個別リアWC37−08
『ブライトマンの館にて』

 深い森の中に住み、特殊な能力を持つ「青い羽根の種族」の存在は半ば伝説となっていたが、それはたしかに存在し、森に守られていた。だが、好奇心から森を出た者の血を飲んだことにより森に受け入れられることとなった獣人により、”予言者の血を引くもの”といわれる少女、サーラが連れ去られる。彼女によって逃がされた次代の長と目される少年、ディーンは奪回を誓い、報告のため森へ戻る。

 そのころデュシスのブライトマンの館ではかつては冒険者だったらしい吟遊詩人の老人が、洞窟で手に入れた石版を披露していた。それははるか古代の王宮について記されたものだという。そこは特別な地で、石版には封印された”聖柱”を解き放つものについて書かれているのだというが、そこにいる者達にはあいにく古代文字を解する者はいなかった。が、ブライトマンは興味を示し、末の息子のレイも自ら探索を申し出る。

 また、ライトベリーヒルには「透明な羽根を持つ」一段が集っていた。彼らは石版が持ち出されたことを感じ、対応のためにやってきたらしい。そして彼らもまた森に守られているようだ。彼らは洞窟で残りの石版を確認し、興味を示す者には警告を与えようと方針を立てる。

 一方、連れさられたサーラは古代の王宮跡に連れてこられていた。そこではリュシュネという女性が怪しげな宗教的儀式を行なっていた。彼女はサーラの”力”が欲しいらしいが、サーラの念派にはばまれ、果たせずにいた。リュシュネは宿敵である「運命の男」が近付きつつあるのを感じていた・・・


 初回ですから個別。レジットはどうやらレイの知り合いということになってるらしいです。直接呼ばれて冒険を依頼されてるようで。魔法使いには「青い羽根の少女」が助けを求めるイメージを見た物がいるようで、強敵が予想されることにわくわくしてました・・・ってアブナイかな。

1998,11,7
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第2回WC
『心を撫でるもの』
担当:池田さおりマスター
個別リアWC37−03
『襲撃』

 石版に記されているという古代王宮を探して旅立とうとするブライトマン家の末息子、レイ。彼に同行しようという者達は、かつての冒険者であり、石版を持ち込んだ老吟遊詩人シュルヒンの元で詳しい情報を集めようとしたり、石版の写しを取ったりと準備に忙しかった。シュルヒンは自分のお守りであった「妖精の眠る石」をその内の一人に託す。また、彼の元には予言者が現われ「そなたは人々に禍と幸運のふたつながら送り出した」「天と地の底との戦いとなる」などと告げる。そして王立図書館の書庫では「聖なる力を自由にするものが、その地を支配する」等の記述がある「未来記」が見つかる。

 そして出発した探索隊の一行であるが、彼らは闇に分断され、襲撃を受ける。その中の一人、金色の巻き毛に覆われている獣人の少年、エミリオは逃げそこね、「僕の仲間は、とっても、残酷なんだ」と探索をやめるように話すが、人間が古代王宮を探すのを阻止することを手伝うならと、協力の申し出を検討する。

 一方天の軍団を名乗る「透明な羽根を持つ」ガーランドはやはり古代王宮を探し、人間を妨害しようという。彼らにもまた、協力を申し出るものがあった。

 また「青い羽根を持つ種族」を探していた者達は、森を出て獣人に襲われて負傷したジーネを見つける。彼女の話では「青い羽根の種族」はその血に力が秘められているが肉体的には脆弱であるがゆえに隠れ住んでいるとのことだ。そして種族が身を守るための手段が「掟」であり、決して束縛というものではないということも語り、傷が直れば森に帰る事を告げる。それとは別に直接森へ向かった者達は、一族の決定でさらわれたサーラを助け出す使命を受けたディーンと出会い、やはり古代王宮を探すこととなる。

 そのサーラを捕らえたリュシュネは彼女に呪法をかけ、力を自分のものとしようとしていた。リュシュネは王宮を探す物がいることを承知しており、さまざまな罠を仕掛けて待ち受けているのであった。


 今回レジットは個別です。お坊ちゃんであるレイに「何が出来るのか」と訊ねてます。返事は「強い意思」とか。カリスマはバッチリあるようです。まあ分断されちゃってレイとは離ればなれなんですが。

1998,12,8
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第3回WC
『古代王宮への道標』
担当:池田さおりマスター
個別リアWC37−04
『森の周辺で』

 魔物にさらわれた「青い羽根の種族」のサーラ。だが、森では彼女を救い出すことに、というよりは外の世界と関ることに消極的であった。彼らの血が持つ「力」が狙われ、そのため森に隠れ住んでいたのだから。最終的に族長の孫、ディーンを送り出すこととなる。ディーン自身、もしもの時には自らの肉体を始末する覚悟であるが。その旅にはサーラの思念を受けた冒険者と、サーラがさらわれる遠因となった事件の当事者で青い羽根の種族のジーネも同行する。

 一方冒険者たちに警告を発した「天の軍団」ガーランドの一行は冒険者たちが求める石版のある洞窟に先回りし、大半をニセモノとすり替える。既に一枚が冒険者たちにわたっているので全部をすり替えて怪しまれるのを恐れたのだ。そしてガーランドは冒険者たちから石版を奪ってくることを指示する。だが、石版は争奪戦の最中にあやまって破壊されてしまう。

 また分断された冒険者たちは、スポンサーの息子であるレイが自信を喪失してしまったものの、海沿いの町ナスロでなんとか合流する。そして「水の民」の船で洞窟に向かおうとするが、それは既に入れ代わっていた、サーラをさらった黒幕リュシュネの妹、エミリオの手の者で、彼らは海に落とされることとなる。

 またディーンたちも到着するが、船は危険だと判断、ジーネが自らの翼で海を渡る。そして本物の「水の民」に助けられて洞窟にたどりついたレイたちと合流。石版の古代文字を読んで聞かせるのだった。


 今回もレジットは個別。海に放り込まれちゃってます。う〜ん、リーダーが頼りなくていけないや。リーダーを元気づけなきゃならんのか? 主君と仰ぐには未熟過ぎるなぁ。

1999,1,9
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第4回WC
『王宮に至る道』
担当:池田さおりマスター
個別リアWC37−00
『共通リアクションに登場の皆様へ』

 魔物にさらわれた「青い羽根の種族」のサーラはリュシュネのもとで捕らえられていた。防護壁を張ることで身を守っているものの、力は限界に近付いてくる。リュシュネにしてみれば封印を解くのに必要なのは彼女の「血」であり、彼女自身ではないのだ。

 一方石版を手に入れたレイたち一行は方針を相談していた。いつの間にかいなくなっている仲間がいることに気づいたレイは更に意気消沈していた。彼らは分散行動し、それぞれにリーダーを定めることとする。

 洞窟の中を調べたレイたちは、ヴァンパイアの攻撃や宝を守る罠に苦しめられながらも、仕掛けについて予想していたレム・リスティーの機転により地図と記号が刻まれた金板を手に入れる。

 一方「天の軍団」ではリーダーのガーランドと、彼に惹かれているエリスとの感情の行き違いが生じていた。エリスは最初にレイたちが手に入れた石版に書かれていたのがガーランドに関する悪い予言であり、その為にあえて石版を破壊するように仕向け、行動している。

 その石版をレイの父親の屋敷に持ち込んだシュルヒンはリュシュネの弟、エミリオの手のものに連れ去られる。もともと彼はリュシュネの思惑もあって石版を持ちこんだらしいのだが、彼に注目するものがふえて放っておけなくなったようだ。

 また、シュルヒンから受け取った「妖精の封じられた石」が石版にある「ツインストーン」の一つではないかと思ったものは発見されたという教会跡を目指す。だが、そこにはガーランドもあらわれ、一つの石は彼の手におちる。彼によると二つの石がない限り、王宮への道は「守られない道」となるとのことであった。

 別々の街でそれぞれが「石」を使うことで開かれた「時の道」。だが二つの「石」を揃えて持ったものだけが安全に通ることが出来る。にらみ合う冒険者たちとガーランド。そこに現われたエリスはガーランドに偽りをかたって石を受け取ると、そのまま転移して逃げる。とっさに追ったのはレイだけであった。サーラの救出を焦る「青い羽根の種族」ディーンは危険を承知で「時の道」に飛び込み、ガーランドも躊躇しつつも後を追う。

 「石」を奪えばガーランドを止められると思っていたエリスは彼が行ってしまったことを感じ取り、激しく後悔する。だが、石をレイにわたすことは拒んでいた。また、エミリオも石を狙って動きはじめた。冒険者たちが安全に旅をするのを阻止するために。


 今回レジットは共通でした\(^O^)/。レイに「重荷ならリーダーを返上したらどうだ」といって、アリアーナさんを推してます。しかし惚れてるようにもみえる書き方だなぁ。プレイヤーの思惑としては「年下の女の子を主人として仕える」というアンバランスさが面白いと思ったんだけど。仲間や恋人じゃなくて「主君」ね。

1999,2,9
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第5回WC
『古代王宮跡の相克』
担当:池田さおりマスター
個別リアWC37−04
『時の扉の外側で』

 この冒険のきっかけとなった石版を持ち込んだ老人シュルヒンは、冒険者たちを誘う目的でその情報を流したリュシュネの弟、エミリオの手のものに捕らえられた。リュシュネは彼が喋りすぎたと感じているようだ。

 「ツインストーン」が片方しかないままに「時の通路」に飛び込んだ青い羽根の種族、ディーンたちはさまざまな危険に見舞われるものの、彼らの前にはトンネルのようなものに通じる扉があらわれることとなる。

 もう一つの石をもって逃げたエリスの目的は、ディーンを追って時の通路に飛び込んだガーランドを止めることだった。石版の予言により、リュシュネがガーランドの「運命の人」であることを知った彼女は、彼をどうしても止めたかったらしい。そのエリスの元には、エミリオも石を求めてやって来る。エミリオはエリスに憑依するが、青い羽根の種族であるジーネの力により完全に自由を奪うには至らなかった。

 「時の通路」の扉をあけると、そこには青い羽根の番人がいた。彼の話では不完全に開いた通路では「時間」が守られていないらしい。それでもディーン達は石の導きにより進みはじめる。それを追って扉に突入したジーネ、エリスやレイ達。待ち構えていたガーランドも含めて混戦となるが、傷つけられたジーネの「血」の力により時空に穴があき、思いあまったエリスはそこに石を落としてしまう。だが、ガーランドからその行為がリュシュネ達・・・コルノが「時間を操る力」を手に入れるのを止めるのに重大な障害となることを聞き落ち込む。去っていくガーランドを、エリスは追うことができなかった。

 「時の通路」ではディーン達が過去の光景、これから起こるかもしれない光景、もしかしたら起こっていたかもしれない光景などに翻弄されていた。だが石の導きにより、少しづつではあるが進んでいく。それを追うガーランドは番人に「石を持たずに進むのは無理」と告げられるが、食い下がった結果、「向こう側から呼ばれている」エミリオを探すのならばなんとかなるかもしれないとの情報をえる。そしてレイ達は石を手に入れる為に「穴」に飛び込み、なんとか回収する。それを使うことで「時の通路」の時間の混乱はおさまった。

 そして古代王宮。最初に辿り着いたディーン達は捕らえられていたサーラを見つけるものの、周りをリュシュネの軍隊に囲まれる。だがエミリオを捕らえたガーランドがあらわれ、リュシュネがそれに気を取られているうちにサーラとディーンは再開する。そしてエリスとレイが最後に到着したが、リュシュネはその二人と「青い羽根の種族」を交換すると提案する。が、自ら「保証はしない」ともいう。レイは迷わずリュシュネの方に向かい、エリスはガーランドがリュシュネから目を離さず「お前の決めること」嫁げた言葉を受け、ゆっくりとリュシュネに向かい踏み出した。


 今回レジットは個別。普通の世界にある「時の扉」の入り口の教会を調査してます。何やら建物の図面に意味ありげな鉱石がはめ込んであるのを見つけてますが。ところで時間が守られていない時の通路は、どうも平行世界までも含んでいるようです。

1999,3,5
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第6回WC
『隠された剣をめぐって』
担当:池田さおりマスター
個別リアWC37−00
『共通リアクションに登場の皆さんへ』

 コルノのリュシュネは掠った「青い羽根の種族」のサーラと、冒険者のスポンサーの末息子レイとプテリュクスのリーダーガーランドの補佐をするエリスの二人を交換することを持ちかけた。が、信用しない冒険者たちは隙をついて、同じく青い羽根の種族でサーラを助けるために森を出たディーンと共に神殿の地下室に立てこもる。

 リュシュネの注意が他に向いている間、神殿を探索するものもいた。その中で湖の探索をしたものは、水中に聖柱らしきものを発見する。息の続く限界でその台座から読み取ったのは「眠りをさますもの、時を制する者。剣を取りて古き戦いと戦え。結果を変える力を持つ者だけが、眠りをさますものなり。意思をもつ選ばれし者に試練を。ひとつは清きもの、ひとつは悪しきもの、そして・・・」というものだった。

 隠れている面々をよそに、リュシュネは儀式の準備を進めていた。サーラ救出時に開いた穴を塞ぐ為のもので、情報を持つ老人シュルヒンをも一緒に埋めようというものだ。シュルヒンを助けようというものもいて、時間を稼いだこともありシュルヒンは「聖なる力を解放する星剣だけがリュシュネの魂を焼き切ることができ、あの意思は単なる案内役じゃない」との情報を伝える。直後、穴に落とされて埋められるのだが、彼らはガーランドが助け出していた。

 リュシュネの”弟”エミリオはガーランドに捕らえられ、結果リュシュネに用済みと宣告されていた。彼に同情するものに諭され、エミリオは彼らに協力し、サーラ達の脱出に力を貸すことを決める。だが秘密のはずの通路から出た先にはリュシュネが待ち構えていた。

 その頃エリスは感じていた違和感が呪詛をかけられていたためだと知らされる。その呪いは彼女が愛するものは不幸に、忌み嫌うものが幸福になるもので、サーラを殺すことで解けるという。リュシュネにその呪いを増幅されサーラに襲いかかるエリスだが、ガーランドの言葉に我に返り、ガーランドを不幸にしないため、自らガーランドの剣に身を踊らせる。

 戦いの隙に神殿内を調べていたものは、壁に埋めこまれた鉱石に注ぎ込んだ力が増幅して帰ってくるのを感じていた。また、精霊との会話を試みたものは「もうじき古代の亡霊の戦いを目撃する」と聞かされた。


 今回レジットは共通です。でも戦士らしいことしてないぞ(^_^;)。鉱石の謎を調べてたのはコイツです。う〜ん、やっぱり戦士って難しい。プレイヤーレベルでいろいろ考えちゃうからなぁ。よっぽど「守りたい」って人でもいないと。単なる「仲間」じゃなくて、全てをまかせられる「主君」が。

1999,4,3
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第7回WC
『再臨』
担当:池田さおりマスター
個別リアWC37−06
『剣をめぐって』

 「愛するものが不幸に、憎むものには力を与える」という呪いをかけられたプテリュクスのエリスは、自らリーダーであるガーランドの剣に身を投げた。その呪いを増幅したコルノの女リュシュネは「宿命の男」ガーランドに執着を見せていた。エリスにはまだ息があり、そのためかガーランドも力を発揮せずリュシュネのすることに身をまかせていた。だが冒険者の一人がリュシュネを「瞬間移動」させたことにより、彼らは水車小屋に逃れる。だが、エリスはガーランドの腕の中で息絶えた。

 「青い羽根の種族」ジーネは同じ種族であり、神殿の封印を解く「血」をもつサーラに合流しようとしていた。そのサーラは、古来からの戦いを終らせるため、封印を解くことを決意する。

 神殿では「妖精の石」を使って星剣を復活させようと試みた者たちがいた。それは成功し、光が二筋、水車小屋と広場へと向かう。そして妖精は解放され、「古代の戦い」が現われる。それは太古のプテリュクスとコルノとの戦い。古代の隊長と同化したガーランド、巫女と同化したリュシュネはそれぞれ星剣を復活させるが、それは他人の手にわたる。二つの軍勢はともに王宮を目指し、激しい争いを繰り広げる。サーラのいうことによると、この戦いはかつて「封印」という形で中断されたようだ。

 一方では「聖柱」の復活も試みられていた。水車小屋で仕掛けを発見したものの操作により、聖柱が甦ろうとしていたその時、「ここを創りし存在」が「封印を解くことは許さぬ、剣を過去へとかえし、立ち去れ」と告げる。冒険者たちは反発するが、「創られたものは創造主に従え」と、エスタンシアの民はその力を奪われた。


 レジットは個別で神殿の調査をしていました。「創造主」に腹を立ててる様子でしたが、どうするんでしょうね。プレイヤーとしての意見は既に某掲示板で書いたけど、「それじゃあお前らは「神の道具」なのか」ということですけどね。

 しかし最近のホビデのゲームは終盤で力が制限されることが多い気がします。ステマリでのメモリシア消失とか、あちたまのビースト封印とかね。

1999,5,8
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第8回WC
『失われた光を求めて』
担当:池田さおりマスター
個別リアWC37−01
『闇から生まれし光』

 古代王宮跡ではコルノとプテリュクスの亡霊による「古い戦い」や、新しい戦いが起こっていた。「青い羽根の種族」サーラとディーンは聖柱に向かうが、彼らだけの力で聖柱を解放することはできなかった。

 プテリュクスのリーダーであり、古代の隊長と同化したガーランドは、彼を愛したエリスの遺髪を見ることで再び分離する。だが、それは同じく古代の亡霊と同化していたコルノのリュシュネに付け入る隙を与えただけであった。古代の亡霊の力をも得ているリュシュネはガーランドを喰らい、その力を我が物にする。続いてリュシュネは「サーラの血の力」を求めて進軍して行った。

 かつてこの神殿を封印した「青い羽根の種族」ルベラを求め、妖精に案内されて過去に向かったものはそこで協力をとりつけるのに成功し、「わたしは剣とともに目覚める」と告げられた。

 聖柱近辺では「創りし者」への抵抗が続いていた。だが彼らは聖柱の台座の文字を読み取り、強い意思をもって封じられた力を取り戻す。他の場所でも彼らは力を取り戻し、その光によって倒された亡者は再生しなくなったのだった。

 一方では「聖柱こそが元凶」であると、破壊活動に走る者もでる。だが、彼の強い意思ゆえか星剣は彼の手へと収まった。

 そして、時を超えてルベラがこの地に現われる。彼と、彼の血を引くサーラは半ば同化し、二重の存在となった。ルベラは「過去は変えられる」といい、この過去の亡霊の妄執を解き放つことで変るのだと告げた。

 リュシュネは進軍を続けていたが、彼女を認め、解放しようというものの言葉に反応し、抵抗することなく剣を受け、同時に古代の亡霊も消えた。

 「石版の写し」は青い羽根の種族、ジーネに届けられ、内容が判明する。封印の真実が明らかになるのは最後の剣が「時を旅しもの」を解放したとき。その時こそ聖なる血をもつものが創りし者と相対するということだった。


 レジットは個別。「聖柱が浮上したなら、その下は」ということで潜ってみましたが、そこにあったのは古代の戦闘での屍がたくさんでした。

 しかし「時を旅しもの」ってのはルベラですかね。なら、彼を「解放」というのは、無限の時間から彼を引き離すこと・・・つまり殺すことなんでしょうか。ガーランドから離れたプテリュクスの隊長の亡霊はまだ進軍してるようだし、そちらが「聖なるもの」でしょうか。リュシュネと同化していた亡霊は崩れ去ったけど、これが「邪悪なるもの」かな。 1999,6,5

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第9回WC
『解放、そして封印の真実』
担当:池田さおりマスター
個別リアWC37−00
『共通リアクションに登場の皆さんへ』

 古代の亡霊から解放されたはずのリュシュネであるが、なおもコルノを率いて聖柱へと向かっていた。ガーランドのいなくなったプテリュクス達もそれに続き、青い羽根の種族とエスタンシアの民はそれを阻止しようと努力している。

 古代プテリュクスの隊長は星剣「聖蛇」により四散し、「プテリュクスの妄執」は解かれ、聖柱の解放は始まった。

 リュシュネは自らが宿命に縛られ、自分をごまかしていたのを自覚していた。だが、彼女はもう引き下がれず、ひたすらに力を追い求める。

 聖柱の元では古代よりやってきた「青い羽根の種族」で、現代の青い羽根の種族、サーラと融合したルベラの元には「彼を倒すことが最後の解放」と思うものがいた。だが、最後の星剣を手に入れたものはそれを由とせず、「すべての元凶」が聖柱にあるとして破壊しようと攻撃をかけた。それは聖柱の中にあった「解放の扉」を現させることになるが、外皮が崩れ落ちる際に、その混乱に紛れたリュシュネがサーラに組みつき、止めようとするものの隙を突きサーラの「血」の力を手に入れる。しかしそれは人々の決断を呼び、リュシュネは星剣に魂までも焼き尽くされる。だが、それはリュシュネ自身が望んだものであったようだ。

 聖柱の前ではルベラが事情を語っていた。「創りし者」は神ではなく、この場所と同化して時間を自由にする場所とした偉大な術者であること、封印をおこなったのがルベラと「創りし者」であること、解放はエスタンシアの民にしか行なえないこと、解放にルベラを倒すことが必要なのもまた、ルベラ自身が決めたことなどが語られる。そして、ルベラは「解放」された。

 「創りし者」は解放を望まない。彼らは人造人間の子孫であるエスタンシアの民の自由意思を認めず「道具」と言い切り、巨大なドームを生み出し始め、「これが大地を覆う時、その中でおまえたちは息絶える」と告げた。この「ゲーム」に対し、レイは「解放の扉」を通って直接対決を望むのだった。


 レジットは共通に登場できました。ルベラのことについて断定的に書いたのがよかったのかな? 他の興味は一切捨てて一本に絞ってました。

 だいたいは予想通りの展開だったかな? あとは最終回、どこまでやれるかな?

1999,7,5
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第10回WC
『愛する物のために』
担当:池田さおりマスター
個別リアWC37−01
『それぞれの未来を紡ぐため』

 「時を操る力」を持った「創りし者」は力を解放しようという冒険者達を「ドーム」の中に閉じ込めようとしている。その灰色のドームはどうやら時間的な障壁で、物理的にではなく、人々を時間から切り離そうという物のようだ。「創りし者」はこれが「ゲーム」だという。

 「解放の扉」を完全に解放すると「力の守護者」となるはずの「青い羽根の種族」サーラだが、まだ完全な解放は行われていないし、その方法もまだわからない。人々は生き残るための手段を探しに、あるいはサーラを守るためにと活動している。その中の一グループは「妨害のあるところ」を辿っていくことにより「創りし者」の力の源である巨大な水晶を発見する。

 サーラの力を借り「扉」を通っていった者たちは世界の成り立ちについて自ら体験していた。扉の中では彼らは「ヴァートの固まり」といった存在であり、この世界もヴァートで出来ていると。

 王宮で活動していなく、ドームの外にいた者達は内部の者と同調してヴァートを集中させる。そしてそれに呼応して「力の源」である水晶に攻撃を仕掛ける。そのことでついに「創りし者」は姿を現す。そして「ゲームは終り」とサーラに攻撃を始めた。戦いは激しいものになったが、やがて人々は「ヴァートで勝る」ことが「創りし者」に勝利する手段であると悟る。やがて人々の力に耐え切れず「創りし者」はドームの維持を断念。内側から支えようとしていた者の力が上まわり、ドームを吹き飛ばす。

 「力」がサーラに移動し、人々は「時の秘密」を見る。それは時間の「可能性」。その沢山の可能性の中、サーラは過去の妄執のない世界を選んでいく。そして、そのせいで命を落とした者達も何事もなかったようにそこに存在していた。

 「創りし者」は最後に皆を道連れに滅びようとする。だが、それはある冒険者が彼を道連れに扉の中にと消えていったことで回避される。時を操る力も失われたが、今や人々は無限の可能性の中から、望む世界をつかみ取るのは自分自身であると知っていた。


 最後は個別。「サーラを守る」というのに、なんの工夫も無しでは仕方ないかな。あとはエリスリーヌさんとカップルになってます(^_^;)。「マスターより」で「年貢の納め時」って書かれましたぁ。「未来を見通す力」を分けてもらった人のいうことには「幸せになる」ってことですけどね。

1999,8,7
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