映画「 ハリー・ポッターとアズカバンの囚人 」 感想





 さてさて今回も公開一ヶ月程前からそわそわと落ち着かず、 封切りと同時にさっそく行ってきました。シュラバってたり その他色々雑ごとを片付けていたので感想を書くのは遅くなってしまいましたが、 初めは先行で行き、それから後は2、3週間に1回くらいの割合で ぽつぽつ公開終了まで見て来ました。シリウスにリーマスちゃんにジェームズ様、 と勢ぞろいした3作目だけに期待は大きかったです。いえ、知ってましたよ。 ジェームズさんの出番がくるくると踊る写真のシーンしかないということは。 でもほら、ゲイリー・オールドマンがシリウスだし、デヴィット・シューリスがルーピン先生だし。 役者さんが好きだから期待も多かったというか、ね。ほら、そんなカンジ!

 映画全体のカンジが、監督さんが交代したせいかガラリと変わったような気がします。 個人的には前作よりも好きかな?場面転換とかサラリと違和感なく 流したりとかするところとか。ヘドウィグが空飛んでるうちに雪が降って冬になったりとか。 アングルも芸術的ってカンジで映画的によかったです。
 ただ、後半は急ぎすぎ!親世代話をばっさりカットされてしまっていたので、 悲しいやら悔しいやら。だって!ねえ、だってこっちはそれが目当てだと言っても 過言ではないほど期待してたんですよ、あーもう!!


「3年目のハリー」
 またしても格好良く成長してましたね、ハリーちゃん。 というよりも、こう、シリーズを重ねていくごとに黒さが増していくような気が‥‥。 特にホグワーツに行くまでの凶悪っぷりは、どうしてこの子が闇の魔法使いにならないのか とても不思議に思うほどです。机を思いっきり蹴りつけたりとかね‥あれはマジ怖かったよ、 ハリー‥‥。キレやすい十代を実践してくれちゃって、おいおいと思うこともしばしばですが 「しょうがないな、ハリーは奴の息子だから」と自分を納得させつつ鑑賞。 でもその凶悪っぷりも見れば見るほど鹿ちゃんに見えてきちゃうのは 私がオトマエ鹿推奨だからなのか?
 嬉しかったのは、ハリーがルームメイト達と夜中にわいわい騒いでいたコトです。 ああ、普通に学生やれてるんだなぁと思ってちょっと安心したというか。 色々大変な事も多いだろうけど楽しい学生生活を送らせてやりたいです。 まるで親のような気分になっちゃうわ。つまりシリウスのような気分なのです。 ジェームズのような気分ではないところがポイント(笑)

「ゲイリーシリウス!!」
 役者さんがゲイリー・オールドマンということで見る前から期待していたのですが、 ああ、もうっ!予想通りというか、オッケーですよ。私的には!! 薄汚い格好をしている割には胸にタトゥーなんて入れちゃって。 あのシリウスがジェームズを死なせた事を12年も鬱々と後悔していると考えるともー、 あぁ〜ん!!(大興奮)
 唯一の誤算はあの背の低さでした。ええ誤算でしたとも。 ルーピン先生とガシっと抱き合った時のあの背の違い!(←それまではあまり気付かなかった)。 わーやられた〜!と思いました。く、くそう。結構アレはダメージ大きかったですよ‥‥。
 でも格好良いには格好良いので満足してます。アニメーガスも意外に普通サイズでよかったと思いました。 だってね、ああいう話を書いている手前ちょっとそのね‥‥ まあ色々こっちにも事情ってものがね‥‥。

「ルーピン先生!」
 映画を見る前は、なにやらあのそこはかとなく英国紳士を彷彿とさせるヒゲにばかり 注目してオロオロとなっていたのですが、なかなかどうしてハマリ役でした。 やっぱり役者さんがベテランだからなのかな。写真で見ると自分のイメージとは 違うという点もあって「これがリーマスか〜?!」と思ってしまったのですが、 実際に動いている姿を見るとぴったりハマってるんですよね。元々デヴィット・ シューリスは好きなので贔屓目もあったかもしれませんが、 これはこれで良いキャストだったと思います。
 自らBGMをかける男、デヴィットリーマス。授業風景もノリノリで楽しそうだったし、 さすが週末になる度にバーティーに出かける中年なだけありますね!(←パンフレット参照)

「ルーピン先生のプライベートレッスン」
 と書くと何やらそこはかとなくイヤラシーカンジがしないでもないのですが(笑)。 例のパトローナスのレッスンのところです。ハリーが成功した時のあの嬉しそうな ルーピン先生の顔!子供のように喜んでいるリーマスを見ると こっちまで幸せな気分になりますね。
 ここはルーピン先生の服装もよかったのですよ。あのちょっと大きめな 上着を女子高生のように着こなしているのがミスマッチというか何というか‥‥またデヴィット ・シューリスが無駄にデカいのに可愛いらしいのがさらに微笑ましかったり‥(笑)

「ジェームズ様。」
 ってカンジの扱いでしたね。あちこちで彼の思い出が語られているのでよけいそう思うのかも。 シリウスが愉快そうに「犬の姿のままでいた方がいいとジェームズが言った云々」 と話したくだりでは、そこはかとなく王様な鹿ちゃんの姿が脳裏に浮かびました。

「アニメーガスが」
 全くといっていいほど説明されていないのですがー‥‥。 これでは鹿ちゃんが鹿な理由とか、忍びの地図を作ったのが誰かとかが全くわからないわ。 せめてルーピン先生が人狼だったと独白するところは入れてほしかったです。 あの親世代の友情と裏切りが3巻のメインだと思うのは私が犬鹿だからなのか? 悩んだり後悔したり苦しんだりしているシリウスやリーマスを見たかったのよ、私は! そうそう、リーマスといえば‥‥

「ウィアウルフ」
 ルーピン先生のあまりの人狼っぷりに、ぎゃー!とかなってました。 いえ、普通の狼になるものだとばかり思い込んでいたもので。 あれでは迫害されるのも無理はないと思ってしまいましたよ、ごめん、リーマス!そして‥‥

「シリウスの」
 あまりのヘタレっぷりにも笑いがこみ上げてきてしまいました。「心の声に耳を傾けろ云々」 (だったっけ?うろ覚え)と変身しかけているリーマスに言っていましたが、 心の声ごときで意識が正常に保てるようだったら元々アニメーガスになる必要が ないんじゃないだろうか?変身したリーマスに攻撃されてキャンキャンいってるところとかね。 ヘタレだ、ゲイリーシリウスもヘタレだよ‥‥。 というか、そんなところばかり原作に忠実に作らなくっても‥‥。

「魔法使いの世界。」
 城の作りとか、扉とか、箱とか、そういった小道具が前作に比べて 魔法使いっぽくなっていたのがよかったです。 ルーピン先生が箱をさわらずに開けたり閉めたりするところとか、 ダンブルドアが蝋燭をつけたり消したりするところとかは格好良い〜! とか思ってしまいましたよ。あー、私も魔法使いになりたいなぁ。

「貴族シリウス」
 あのバックビークの見事な乗りっぷりとファイアボルト。 私はこれで映画シリウスが貴族だと確信しました。 ‥‥とか何とかいってたら5巻で本当に貴族だったことが発覚。 わーい、たまには正解もないとつまらないもんね。

「何気に」
 ひどいロン。ヒッポグリフの指名をハリーが受けた時に背中を押して前に押しやってたり。 おいおい、それでも友人か?と思いましたが、むしろそういう遠慮のないところが 友人なんでしょうかね?

「しかし」
 ハリーも何気にひどかったり。ロンが「夢で蜘蛛がタップダンスを〜」と言ったら冷たく (というか興味なさげに)「キッパリと断れよ」って‥‥。 確かに相手は夢の中に片足つっこんでる状況だったけど。 そういうところが、奴の息子だと彷彿とさせるのですなぁ。 つまり大満足ということなのですよ(笑)

「夫婦ゲンカ」
 シリルかよ!いや、ガタイを考えればルシリか?(笑)。 スネイプ先生も罪作りな事を言いなさるなぁ。まあ確かに息ぴったりあいながら違う意見だったり (←矛盾)、ピーター追い詰めるところでは仲良いカンジだったりしましたが。 おまけに誤解がとけて二人が抱き合うシーンでは‥ そ、その、キスでもするんじゃないかと思うほどの抱擁っぷりにお姉さんは 自分が犬鹿主義者だということを忘れてドキドキしてしまいました。 すいません。一瞬です、一瞬。

「冤罪」
 ロンパパが、ハリーにシリウスの説明をしている時に涙腺緩みました。 シリウスがジェームズ裏切るわけないのに。そんなの誰もしらないからしょうがないんだけど。 ジェームズと同じ顔に誤解されるのはさぞかし辛いことだろうなぁ‥‥ などと考えるとまたしてもこう、割りきれない何か悲しいものがあったりするのですよ。 シリウス不幸続きだから幸せにしてやりたいと思うのに。

「エンドロール」
 あれはおまけなのかな?それぞれのキャラごとに歩き方が違うのは。 鳥と一緒に歩いてた犬はシリウスですよね?靴から裸足になって変身したのはリーマスかな?

「シリウスとハリー」
 最後にそっと椅子に座らせてハリーをじっと見ながらジェームズにそっくりだと言うシリウス。 せ、切ない‥‥。またしてもうっかり涙ぐんでしまいました。シリウスはどんな気持ちで ハリーに話したのかと思うとね。犬鹿好きーの私としてはただでさえシリウスに 感情移入してしまう上に、5巻読了したものだからさらに切なさとあいまってもう大変です。 涙なくしては見られないですよ。


 細かいところを色々チェックしたいので早くDVDになってくれないかなと、 またしてもそわそわしながら発売を待つ日々の到来です。未公開映像で 親世代の説明があることを祈っておこう。
 ところでハリーポッターは一巻があれだけ長い話なんだから、 映画も二部構成とかにすればいいと思うのですがいかがでしょうか。 そうすればもっと細かく親世代とか細かい人物描写とか親世代とか 親世代とかの話を入れることができるのに。興行収入も良いわけだし、 ぜひそうしてくれないかな?