■ 「PLATONIC SEX」の中で心に残った文、感動した文。
引用元: 「PLATONIC SEX」 著者:飯島愛 発行所: 株式会社 小学館
『がんばったときに、がんばったことを認めてもらいたい。』
『でも、なぜ悪いのか、なぜしちゃいけないのか、建前じゃないその本当の理由がわからなかった。』
『私は"終わり"なんてないと思っていた。想像すらしたことがなかった。(省略)今日が楽しければ、それでいい。』
『恋とは突然訪れるものと幸せを未来に託し遊ばれた過去を消すことは簡単だった。』
『寝れば寝るほど、どうしようもなく私の中の空白が広がっていく。それを埋めたくて、また誰かと肌を合わせる。優しい気持ちになって、人を好きになって、裏切られて、傷ついて、立ち直れなくて、嫌な人間になってしまう。痛い、苦しい思いをするのは恐いから、バリアを張って、強気に開き直って生きる。でもそのとき、だれかの優しい気持ちに触れると寂しくなる。そして、また優しい気持ちになっても、裏切られるとすぐに開き直る。ずうっとそれの繰り返し。』
『海外旅行をし、大金を使い、仕事を休み、家賃を払う。現実は、ため息が出るくらい陳腐で情けない。』
『きっと今までだってそうだった。寂しさを埋めるために体を求めた。体だけでも求められている実感が欲しかった。愛する人に満たされぬ想いを、愛する人が彫った溝を、他の誰かで埋めようとしていた。』
『自分がしてあげたコトは忘れないのに、してもらったコトはすぐ忘れる。』
『私たちは、思い思いのことを口にし、自らを責め、反省することによって、また、自分を肯定していた。』
『欲しいものは何でも手に入れて華やかな生活を送っていたかに見えた明美。彼女が残した言葉は深く私に突きささった。「一番欲しいものは手に入らなかった」』
『私は、母にずっと愛されていた。二十四年たって、私は初めてそのことに気づいた。』
『私は遠回りをして、家族や恋人や友達の大切さを知った。愛されていることを実感できる人は、他人を愛することができる。私に大切なのは愛することだ。』
『セックスしているときだけが限りなくひとつになれる気がする。』
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