読んだ本・おすすめの本の紹介

  僕が読んだ本・おすすめの本を紹介!

 
読んだ本一覧 (あいうえお順)
  • 家族の言い訳 著者: 森浩美 発行所: 株式会社 双葉社
  • 君たちに明日はない 著者: 垣根涼介 発行所: 株式会社 新潮社
  • 「食」を変えれば人生が変わる 著者: 山田豊文 発行所: 河出書房新社
  • 鈴木敏文の顧客人間心理学 著者: 勝美明 発行所: 大和書房
  • 病気は自分で治す 著者: 安保徹 発行所: 株式会社 新潮社
  • PLATONIC SEX 著者: 飯島愛 発行所: 株式会社 小学館
  • まほろ駅前多田便利軒 著者: 三浦しをん 発行所・: 株式会社 文藝春秋
  • ユダヤ人大富豪の教え 著者: 本田健 発行所: 大和書房
  • ユダヤ人大富豪の教えⅡ 
  • リッツ・カールトンが大切にする サービスを越える瞬間
  • 著者: 高野登 発行所: 株式会社 か著者: 本田健 発行所: 大和書房んき出版
  • レンタル・チルドレン 著者: 山田悠介 発行所: 株式会社 幻冬舎
  • レインツリーの国 著者: 有川浩 発行所: 株式会社 新潮社
 

■ 「家族の言い訳」の中で心に残った文、感動した文。
引用元: 「家族の言い訳」 著者:森浩美 発行所: 株式会社 双葉社

『でもしょうがないよね、人間様に生まれちゃったんだから。ま、ホタルに負けないように辛くても寿命がくるまで一生懸命生きなくちゃね、辛いことばかりでもないし...』
(「ホタルの熱」から)

『責める気持ちや疑う気持ちはすぐ手の届く棚にあるのに、思いやりや楽しかった記憶は特別な踏み台を使わなければ届かないような棚の上に、いつの間にか追いやってしまっていたのかもしれない。』
(「乾いた声でも」から)

『所詮、夫婦といえでも他人で、相容れない地図の上を歩いているものなのでしょうかね?』
(「乾いた声でも」から)

『このカーナビみたいに、目的地まで簡単に導いてくれるのならそれもいい、ただ従っていればいいわけですから。でも、それは目的地があってのことです。この歳になってから、どこへ向かって走ればいいのかあれこれ迷うとは思いもしませんでしたから......若い頃の方が、愚かというか欲が深いというか、ま、色々夢がありましたからね......ふと夜中に目が覚めて隣で眠る妻の顔を見ながら、この先のことをこいつはどう考えているんだろうなんて思うことがありますよ』
(「乾いた声でも」から)

『曲がりくねった道を必死に走っていた夫に、カーナビのように目的地を的確に示してあげられなくても、それがたとえ乾いた味気ない声だったとしても、たったひと言「あなたは好きな道を走ればいいのよ」と言ってあげられたはずだ。』
(「乾いた声でも」から)

『人生にはふたつの寄り道があると思います、私の場合のような、余生という寄り道と、休息という寄り道です......(省略)お客様のお仕事のこと、休息という寄り道に入られたと思えば、多少、心持ちも穏やかになられるのではないかと......』
(「星空への寄り道」から)

『粉雪は、父や私の肩に舞い落ちてはすぐに解け、水滴にその姿を変える。それは心の中のわだかまりや悲しみや後悔を溶かす様に似ていた。』
(「粉雪のキャッチボール」から)

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■ 「PLATONIC SEX」の中で心に残った文、感動した文。
引用元: 「PLATONIC SEX」 著者:飯島愛 発行所: 株式会社 小学館

『がんばったときに、がんばったことを認めてもらいたい。』

『でも、なぜ悪いのか、なぜしちゃいけないのか、建前じゃないその本当の理由がわからなかった。』

『私は"終わり"なんてないと思っていた。想像すらしたことがなかった。(省略)今日が楽しければ、それでいい。』

『恋とは突然訪れるものと幸せを未来に託し遊ばれた過去を消すことは簡単だった。』

『寝れば寝るほど、どうしようもなく私の中の空白が広がっていく。それを埋めたくて、また誰かと肌を合わせる。優しい気持ちになって、人を好きになって、裏切られて、傷ついて、立ち直れなくて、嫌な人間になってしまう。痛い、苦しい思いをするのは恐いから、バリアを張って、強気に開き直って生きる。でもそのとき、だれかの優しい気持ちに触れると寂しくなる。そして、また優しい気持ちになっても、裏切られるとすぐに開き直る。ずうっとそれの繰り返し。』

『海外旅行をし、大金を使い、仕事を休み、家賃を払う。現実は、ため息が出るくらい陳腐で情けない。』

『きっと今までだってそうだった。寂しさを埋めるために体を求めた。体だけでも求められている実感が欲しかった。愛する人に満たされぬ想いを、愛する人が彫った溝を、他の誰かで埋めようとしていた。』

『自分がしてあげたコトは忘れないのに、してもらったコトはすぐ忘れる。』

『私たちは、思い思いのことを口にし、自らを責め、反省することによって、また、自分を肯定していた。』

『欲しいものは何でも手に入れて華やかな生活を送っていたかに見えた明美。彼女が残した言葉は深く私に突きささった。「一番欲しいものは手に入らなかった」』

『私は、母にずっと愛されていた。二十四年たって、私は初めてそのことに気づいた。』

『私は遠回りをして、家族や恋人や友達の大切さを知った。愛されていることを実感できる人は、他人を愛することができる。私に大切なのは愛することだ。』

『セックスしているときだけが限りなくひとつになれる気がする。』

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■ 「「食」を変えれば人生が変わる」を読んでの感想。

体調が悪くなったら、薬を飲む、というのが当たり前だと思う。だけど、人間には元々自己治癒力が備わっているし、そもそも体調が悪くなるのは、心身の栄養バランスが崩れた結果の場合が多い。

だから、安易に薬に頼るのではなく、生活習慣や食生活を根本的に見直し、栄養バランスが適切に保たせることが心身の不健康を直すのに非常に重要だという思いが伝わってきた。

確かにそれは一理あると思う。本の中では多くの例をあげて説明されている。ただ、専門用語がどんどんでてきて(著者本人的には少ないと思うが)読んでいて疲れる箇所もかなりあった。

もっと簡単に説明できないだろうか。専門用語を使うと最もらしさがでるが、肝心なことが読み手に伝わらないのではないかと思う。自分もほとんどのところをさらっと読み飛ばした。

※ 本の中での役立つ知識を追加予定

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■ 「君たちに明日はない」を読んでの感想。

「君たちに明日はない」、リストラ候補者が会社から希望退職を勧められたときに感じること。会社からのメッセージ。

主人公は、リストラ請負会社に勤める村上真介。仕事内容は、様々な会社のリストラ候補者と面接し、候補者を希望退職へと導くこと。

建材メーカーに勤める女、玩具メーカーに勤める男、銀行に勤める旧友、コンパニオンの女、音楽プロデューサー、それぞれの男・女にはそれぞれの人生があり、会社がある。しかし、会社で輝きを失い、リストラ候補者に選ばれてしまう。

村上はそんなリストラ候補者と会い、恋人を見つけ、旧友と再会し、様々なことを体験し、悩み、考え、経験していく。そのドラマがとてもリアルに書かれていて、またすごく読みやすい。

本の中では、村上の会社の社長といった忙しくも仕事を愛し、充実した人生を送っている登場人物と、リストラ候補者となってしまう人生で輝きを失った登場人物の2種類の人々がでてくる。

この2種類の人物をさりげなく登場させることにより、読者に自分がどちらの人間か、自意識を持って主体的に仕事をしているか?ということを問いかけているように感じた。

なんとなく過ぎていく日々。会社を勤めだすと平和ボケし、自分がなぜ働いているのかなどは考えず、ただ日々の業務をこなすだけの人間になってしまうだろう。

しかし、リストラ候補者に自分が選ばれたらどうだろうか?そのとき初めて会社と自分の関係、自分の軌跡などを振り返り、信じていた「安定」を疑い、悩み、考えて人生を再度歩み始める。

この本を読んで、自分の仕事、自分の人生をもう一度見直してみたいと感じた。そして、今後の人生を具体的にどうしたいかを具体的に考えてみようと思う。

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■ 「鈴木敏文の顧客人間心理学」を読んでの感想。

セブン・イレブン・ジャパンを創設し、現在はセブン&アイ・ホールディングス代表取締役会長兼CEOをされている鈴木氏。鈴木氏は経営学だけではなく、人間心理学を応用した経営の大切さ、陥りがちな経営者や売り手の勘違いを鋭く指摘する。それらが勝美氏によって本の中に凝縮されている。

本の中では鈴木氏自身の経験から学んだ教訓が多く紹介されている。読んでいて、自分が勘違いしていたり、マスコミや周りの言うことを鵜呑みにし、物が売れないもっともらしい理由にしていたことがよくわかった。

売り手となると忘れてしまう買い手(顧客)の思いや欲求を自分自身で持ち続けることの大切さをとても強く感じた。もっともらしいことでもよく考えると矛盾に気づくことができる。そういった意識を常に持つことの大切さを再認識した。

以下に本の中の「問い」を少し紹介する。

・なぜ、海辺のコンビ二では梅おにぎりがよく売れるのか?
・なぜ、日本の消費者は新鮮さにこだわる一方でカット野菜も買うのか?
・日本の消費者ニーズは本当に多様化しているのか?


・人気商品の売れ方は、「富士山型」から「茶筒型」へと変化している
・今の消費者は「目的買い」か、それとも「衝動買い」か?
・どんなジーンズ売り場が衝動買いを引き起こしやすいのか?


・どんな商品の陳列方法が衝動買いを起こしやすいのか?
・「声かけ」は果たして今の消費者に効果はあるのか?
・おいしいものはそれだけ飽きられやすい


・POSデータはどのように活用すべきか?
・市場調査などの統計データは100%信頼できるのか?
・商品の売れ行きは「売れた量」だけで判断していいのか?
・なぜ、セブン・イレブンは高密度多店舗出店戦略なのか?


・なぜ、学生アルバイトにも発注を分担させるのか?
・「人が事件を起こすんじゃない、事件が人を起こすんだ」とはどういうことか?
・「川モデル」ではなく「井戸モデル」で考えるとはどういうことか?「顧客のために」と「顧客の立場で」の違い。
・不可能を可能にする「ブレークスルー思考」とは何か?

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