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魂の実存、それは遙か遠く人類が霊的・神話的世界から自立し始めたときから始まっています。人類はそのとき始めて現実に目を向け始めたのでした。、ヨーロッパではギリシャ哲学、アジアでは中国の諸子百家、そしてインドでは仏教でいう六師外道の時代です。この時代に生まれた思想を元に新しい宗教が成立しました。それらの宗教は貪欲に自己拡大し続けました。「仏教広大なり」という言葉があります。それは真理から幻想、妄想のすべてを含む実存的思想体系と言っていいでしょう。それはその後中世から近代にかけて増殖した世界的宗教すべてにいえることです。それをインドの思想、特に仏教に焦点を当てて概観してみたいと思います。 |
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