祈り
生まれたとき
どんな魂も無垢なはずだ
そして生きるということは汚れる
ということのはずだ
朝 、
どんな朝でも俺は、
よどんだ夢の体臭にむせ返りながら
浄化の願いを繰り返してきた
そうして唯物の虚夢から逃れ
『永遠』の命への道を志し
生きている
神も仏もいない世界だけど
古代の人のように
いま、昇る太陽に祈りをささげ
魂の無垢を思おう