春
さて、
風が若さを輝かす春だ、
とはいえ私は、
もう青春の情熱から距離を置く
季節だ、
人生は繰り返す季節のような
もの、
今の世界に言うべきことは何もない、
つまりありすぎるということだ、
ありすぎるから言葉が出ないのだ、
沈黙もまたいいものだと、
しみじみ思うこともある、
そういう私を『永遠』は許してくれるだろう、
まだ『永遠』には遠い魂だけれど
、
沈黙
夕風
詩
詩の家
沈黙