2007年6月〜
07.06.28
ケチの決断遅れ

 
  ケチゴコロが頭にあると、事に当たって右するか左するかの判断を間違え、
 結局、出費が増えることがある。
 先日それをやらかしてしまった。

  家の屋根の太陽熱温水器は設置して十年以上経っている。
  
 給水パイプが劣化しているため、先日、針で突いたような穴が一箇所あき、
 水道の水圧で噴水状に水が飛ぶようになった。

   実は半年くらい前にも同様のことがあり、パイプはもう寿命なので、
 全体を新品と交換しないといけないのだが、下から二階屋根の上まで
 全長12メートルくらいあり、その金額がかなりかかる。
 長いパイプを買ってきて屋根に上って交換する作業も面倒である。
 業者に頼むアタマははじめからない。)
 
  そこで今回も、漏れている部分を切って、連結部品でつなぐことにした。
 連結部品はカーマで売っている。一個500円くらい。

  屋根に上がってつなぎ終え、通水試験をしたところ、今度はすぐ近くの
 部分から噴水した。前の部分が噴水しているときは、その部分にかかる
 圧力は小さいので耐えていたのだ。

   この時点でまだ、ホース全体を交換する、という決断をしなかった。
 そこを直してしまえば今度は大丈夫のはず、と希望的観測をした。
 「ケチの決断遅れ」である。

  またカーマへ行って連結部品を買ってきてつないだ。
  通水試験をすると今度は漏れない。ホース全体を替えなくてよかったと思った。
  ところが、外出先から帰って再確認すると、さらに別の部分から噴水している。
  水道の圧力にしばらくは耐えていたのが、劣化しているので時間とともに
  耐え切れなくなったのだ。   

   このときになって、ようやくパイプ全体を交換する決断をした。
  結局、連結部品代は余分な出費となり、作業時間が無駄になった。
   正解は今回の最初の噴水でホースを全交換するべきだったのだ。
 
   
事に当たって右するか左するかの判断には、ケチ心は邪魔になる。
  もう若くはないのだから、経験で得たことは活かさなければならない。
  (先回の経験を活かさないからまだ若い、ということにはならないのが残念)
 

07.06.21
錆止め防止
 
   かねがね、100円ショップのダイソーはエライと思っていた。
 
   商品の点数は現在約90,000種類あり、毎月700〜1000種類の新商品が
  開発されているそうだ。
  その100円商品のパッケージに、きちんと自社名とブランドマークを
  表示している。そこがエライと思っていた。
 
   先日、ラジオペンチを買ったら、おもしろい表示を見つけた。
 
    錆止めを防止してはいけない。
 
   90,000点もあれば、この程度のミスはご愛嬌かと思うが、
  maid in china の製品なので、china側のミスではないかと疑ってしまう。
  食品で安全性問題を頻発させているからであり、そう思うのも止むを得まい。

 
07.06.16
函館の女2
 
  「後は追うな」と言ったのは男のほうか、はたまた女のほうか。
 
  この手の話題に興味がない方には申し訳ないが、疑問が生じて
 放っておけないので、しつこく「函館の女」の続き。
 
  先回の「函館の女」で、「後は追うな」と言ったのは男のほうだと
 思い込んで、 はるばる来た函館は、初めてきたのではなく、
 戻ってきたのだ、と書いた。
 
   ところが、今日見たサイト(「一日一曲」)では、
  「後は追うな」と言ったのは女のほうだと言うのだ。
 
   「せかちゅー」も「今会い」も真っ青なラブストーリーの歌詞です。
   だってさ、
   海を越えてまで、好きな女に会いに函館にいくんだぜ?
   逆巻く波を乗り越えていくんだぜ?
   飛行機じゃないぜ?
   ついてきちゃダメ、って言われたのに、
   忘れられなくて、思い出すたび逢いたくて、
   会いに行ったのに、
   結局会えないんだぜ!?
    そこまで女に惚れたことはあるかい?
 
   そこまで女に惚れたことはあるか、どうかはさておき、ウーム、女のほうが
  「後は追わないで」と言ったと解釈するとこうなるなぁ・・・。
  そうするとやっぱり、逆巻く波を乗り越えて、初めて函館へ来たのか・・・。
 
  こういうときは、ご意見番のご意見を。
  「アノネ、そんな事はどっちでもいいの。演歌はね、
   カラオケで歌う人が、自然に思って気持ちよく歌えばそれが正解なの!」
 
  今度、カラオケに行ったら無心に歌ってみよう。

 
07.06.14
ドナッタ
 
   勤め先の、建物の一階部分が駐車場になっている。
  隣に中学校があり、中学生がここでよくタムロしている。
 
   先日、夕方出勤し、車の中で時間待ちをしていた。
  十人くらいの男の中学生がいた。すると、集団の中の二人が少し
  離れたと思ったら、ケンカを始めた。
 
   片方はケンカ慣れしているらしく、相手を殴りつけ脚払いで倒し馬乗りに
  なってさらに殴りつけている。他の仲間は知らん顔。
 
   思わずドアを開けて「コラッ、ケンカッ、スルナッ」と怒鳴りつけた。
  自分でも驚くほどの大きな声が出た。声が天井に反響した。
  ケンカの中学生はそれでケンカを止め、集団に紛れた。
 
   車から降りてさらに集団を睨み回し、ドスを利かせて
  「(自分の職場の)ここへ来てケンカをするナッ、俺が許さんッ」と一喝した。
  中学生はビックリしたような顔をした後、無言で散りじりになった。
 
   過去にいつ怒鳴ったか覚えていない。
   今回怒鳴ったのは、「思わず」なのだが気持ちの中に伏線はあった。
    ・イジメを見逃してはならない
    ・他人の子でも怒らなければならない
    ・TVで、商店街の自警団のオヤジが、ルール違反の若者を小気味よく
     怒っていた
    ・このひとり言で「高年齢になっても、怒鳴る気概を持っていたい」と書いた(*)
   などが深層に潜んでいて、ケンカを機会に噴出したのだと思う。
 
    同僚が「車に傷をつけるかもしれない」というので、時々見回ったが、
   それはなかった。
 
    このことで中学生がオソレをなして、ここでケンカをしなくなればよいが、と
   思っている。

   
   
* まだ高年齢にはなっていない
07.06.13
ベトナムの
皮(ピ)さん
 
  現地へ行くことによって、思わぬ知識を得られることがある。
 
    先年、ベトナムへ観光旅行に行った。
  今のベトナムはご存知、共産主義国。
  現地ツアーガイドの皮(ピ)さんは、50歳前後の男性。
  ベトナム戦争前のアメリカが介入したベトナム共和国(1955-1974 、
  首都サイゴン)時代は銀行員だったそうで、自由主義のよさを
  経験している。
 
   皮さんは、しきりに共産党政府や共産党員の悪口を言う。
  「ピさん、共産国でそんなに悪口を言っても大丈夫なの?」
  「ダイジョウブ、日本語分かるヤツはほとんどいないから」
 
   質問を浴びせて、分かったこと。
  1.共産主義の国の人は全員共産党員と思っていたが、そうではなく、
   親か親戚に党員がいなければ一般人は一生党員になれない。
  2.公務員や主たる職業につけるのは共産党員のみ。
   お役人、銀行員、医者、警官、パイロット以下空港の職員・・・・・・。
  3.一般人は渡航は認められない。皮さんも海外へいったことがない。
   海外留学できるのは党員の家族のみ。
  4.賄賂が横行している。
   たとえば、バイクのスピード違反で捕まると党員の警官に「タバコを
   どうぞ」と、お金が入れてある箱ごと渡す。または「新聞を読んで」と
   お金をはさんで渡し許してもらう、等。
   これらの事実はみんな知っている。
   これ以外にもあらゆることに賄賂がはびこっている。
  5.だから、裕福なのは党員の家族のみ。
  6.会社の管理職も党員のみがなり、一般人の思想、行動を監視している。
  7.皮さんのように、アメリカ主導の共和国時代の自由の味を知っている年代の
   人はみんな共産主義体制に不満を持っている。
 
   「でも、皮さん、若い人たちの間ではそういう体制を何とかしよう、という機運は
   増えているでしょう?」と聞くと、曖昧な返事。
   どうやら、締め付けが厳しくその芽は摘まれているらしい。
   自由の国の感覚は当てはまらないことを、思い知らされた。
 
    アオザイ娘やバイクの洪水、べトコンの地下トンネル、アメリカの戦車の
   残骸等を見ただけでなく、自由経済といえども一党独裁の共産主義国の
   実情がよく分かった気がした。
  
 
   TVや本だけでは分からない、現地へ行って分かることがある。
  だから、海外旅行はおもしろい。

 
07.06.11
自身の汚れ
 
    電気洗濯機は自身の汚れを落とせない。
 
   洗濯機が壊れた、とご意見番からの訴え。
    「以前からの、脱水後ドラムにブレーキがかからないのに加えて,
    洗濯が終わっても自動で電源が切れなくなった」。
 
    どれどれ、とフタから少しずつ分解しだしたら、勢いがついてしまった。
   どんどん分解し、回転ドラムを外してしまった。
   外側がかなり汚れている。ドラムが漬かっている桶(受水槽)の内側も同じ。
   こんな感じ。(この画像はネットのあるサイトから拝借したもの)
   
    洗濯物の汚れは、この汚れた桶の中を、汚れたドラムと洗濯水が
   右に左に回って落ちていることになる。
   この汚れが進むと、白いカッターシャツに黒い点が付いたりする。
 
   こうなるとこれを落とさずにおれない。
   樹脂のヘラ、スポンジタワシ、金タワシを動員してきれいに落とした。
 
    ご意見番に「汚れは、溶ける前の粉末洗剤がドラムの回転遠心力で
   吹き飛ばされてこびり付き、カビが生えたものだ。またこうなる」と言ったら、
   「あらそう、じゃこれからは液体洗剤にする」とのこと。
 
    これらの汚れを、洗濯機を分解しないで落とすための専用洗剤(漂白剤)は
   ある。でも、こびり付いたものまでは取れない。
   で、再組立てしながら、機構として
    ・汚れが付かないようにする
    ・洗濯機自身が自分の汚れを落とすようにする
    ・使用者が、分解しなくても落とせるようにする
   というようにはできないものか、と思った。
 
    結局、当初の故障は修理できず、そのまま使っているが、
   洗濯の仕上がりがよりきれいになったように思うのは気のせいか。
 
07.06.08
非常ボタン
 
  名鉄三河線の、とある踏み切り。
    
 
   これを見て「こんな稚拙な改行をしてはいけない」と思った。
  このプレートの目的、つまり「非常ボタンを押す人への分かりやすい指示」を
  忘れなければ、下のような改行になるはず(横書きでスミマセン)。
 
   非常時にはボタン
           押してください

 
    非常の場合以外に使用
すると
           法律で罰せられます

 
   こういう万人向けで、おかしな表示文を見るたびに、いつも思うのだが、
  これを設置することに携わった人達は全員「これでよい」と思ったのだろうか。
   
    ・文面を立案した人(名鉄)
    ・決裁した人(名鉄)
    ・製作を請けた人(製作会社)
    ・製作をした人(製作会社))
    ・完成品を検査した人(名鉄)
 
   と多くの人が携わっているだろうに(*)。
 
    でも、これを見て「ヘンだ」と思う人は、当方だけでなく多くいると思う。
   
    せっかくだからこれを機に、心構えとして、
      この非常ボタンを押す事態になった時、”おかしな改行だな”と
     思わずに
まずボタンを押す、ことにしよう。
   「オセッカイ3」のようなオセッカイはそれからだ。
 
   * 「非常時にボタン」、「非常の場合以外に使用」とするほうが
強調される
     という考えからかもしれないが、当方はそうは思わない。    
     
07.06.07
フバイ
 
  5/25付けの「反日国の食品」で、中国からの輸入食品は安全・衛生面で
  問題があることを書いた。
   それ以来立て続けに全世界で同類のニュースがある。どうも以前から
  懸念していた問題が次々に明らかになっているようなのだ。
 
   以下は5月30日付け「世界日報」の”輸入中国食品/安全性確保に
  全力投球せよ”
の抜粋。
 
    ・ 米国で三月に中国産のペットフードを食べた犬や猫が相次いで死んだ。
      毒性物質のメラミンが添加されていた。
    ・ 食品ではないが五月にはパナマで中国製原料を含むせき止めシロップを
      服用した百人以上が死亡、毒性のあるジエチレングリコールが
      混入されていた。
    ・ 中南米で練り歯磨きから有害物質が検出された。
    ・ 乾燥リンゴは発がん性物質で保存加工されていた。
    ・ 冷凍ナマズには使用が禁止されている抗生物質が使われていた。
    ・ キノコ類には違法な農薬が使われていた。
    ・ 粉ミルクはでんぷんに香料を混ぜたものだった。
    ・ しょうゆは人間の髪の毛を原料に使っていた。
     ・・・・・・・等々。
 
    週刊文春の2週前の特集記事から。
     記者の知人の中国人が 「中国人向け食品も危ない、だから輸出品が
     もっと危ないのは当然のこと」と言った。
 
   上の「世界日報」の記事の続き。
   当方が思っていたことがズバリ書いてある。
 
     わが国の全食品輸入量に占める中国産の割合は16%に上る。
    安全チェックは書類検査や抜き取り検査が中心で不安が多い。
    スーパーにはそういう中国製食品が並んでいる。
     中国産の冷凍ホウレンソウから基準値を超す農薬が出たため、
    政府は残留農薬の検査を強化する新基準を導入したが、それだけでは
    不十分である。品目ごとのきめ細かい品質検査が行われない限り、
    消費者は不買を選択するしかない
 
   
   知れば知るほど深刻な問題だと分かってくる。
   「食」は用心にこしたことはない。
 
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