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2022/12/22

今を、懸命に

 「無理をするな、だと? いま無理をしなければ、

いつ無理をするのか!」

東日本大震災のときに、災害派遣された幹部自衛官が

奥さんに言った言葉。


 これに触発され、私は70代前半の残り少ない人生、

今のうちに無理をしなくていつできるんだ、と気づき

モットーを「今、無理をする」にしました。


  いらい、山小屋の自力建設に「一年中、まいにち

全身筋肉痛」ながら、意気軒高な日々を続けました。
 

 しかし、80歳を目前にし、体の老化が進み、

立ち上がるのも、少しスムーズではなくなりました。

体幹が衰え体の捌きがノロクなり、「無理をする」

という気持ちも、つい薄れがちに。


 大腿筋や神経に走る痛みで、やっと立ち上がり

ながら、ある日、

「近年、無理をしたからだろうか、しかし、これを

嘆いていてもいけない。かくなれば老化に向きあう

のが道ではないか」と思いました。

 
どう向きあうのかを考え、結論として

「今を、懸命に」

に行きつきました。


 筋肉が痛んでも懸命に膝を伸ばせば、いままでの

モットーも裏切りません。

 これからも、老齢なりに意気軒高でありたいと

思うのであります。


 
2022/8/31

  オニヤンマと遊ぶ

  今年の夏は酷暑でした。

 35℃以上の日が多く、屋外での整地作業などは

 工事用の大型扇風機をブンブン回し、それでも10分毎に

 汗拭き休憩するほどです。

  腰を下ろして扇風機にあたっていると、どこからかオニ

 ヤンマが飛んできて、ファンガードに掴まり涼むことが

 よくあります。オニヤンマも暑いのでしょう。

  ある日、扇風機を回すとすぐに飛んできて、いきなり

 ガードの正面から掴まろうと近づくので、強い風に

 吹き飛ばされ、掴まれません。何度か目にやっとガードの

 下に掴まってから徐々に中心部に移動し、風に羽をふるわ

 せて涼むようになりました。

  扇風機が頭を振るとオニヤンマもそのまま付いて回り

 ユーモラスな光景に頬がゆるみます。

  
  またある日、この日は距離を誤ったのか、勢いよく

 飛んできてガードにガンとぶつかり、下に落ちてしまい

 ました。

 「アホやな、お前は」と言うと気を悪くしたのか、

 飛び去ってから暫く来ませんでした。

  猫は人の言葉が分かるそうですが、オニヤンマも理解

 するのかもしれません。

  次にやってきたヤツは、ガードの裏側に入り込んだために

 羽が吸いつけられ、磔(はりつけ)状態になり、大きな

 目を白黒させていました。 

  「お前もアホやな」と口に出さずにスイッチを切って

 やると飛びたっていき、嬉しかったのか、すぐに飛んで

 きて今度は前からガードに掴まって、涼しい顔で左右に

 揺れていました。

  暫時、暑さを忘れるオニヤンマとの遊びでしたが、

 今はもう来なくなり、代わりに赤トンボが飛び交って

 います。

 赤トンボは低空をスイスイと飛び、扇風機に掴まろうと

 しません。

  老いを自覚させられる

  22年7月12日

   掛かりつけの家庭医は自分の娘くらいの歳の女医で、

 「定期検診をやろうよ」などと、誰に対してもタメ口をきく。

   先日、常用している血圧と通風の薬を貰うついでに、

  「最近、夜中に2回くらい尿意で起きなくてはならない。

  1回位になる薬を処方してほしい」と言ったら、アキレタと

  いう表情をして「一晩に5,6回も起きるなら薬を処方できるが、

  (その歳では)2回くらいは当たり前」。自身、いくつだと

  思っているのか、と言わんばかりのご託宣。

   私は半年後には80歳だが、(え?、そうなのか)と

  その時に思い知らされた。

  

   体の老化現象はあちこちに現れ、それぞれ自覚しているが、

  夜間の尿意頻度の増加も老化現象とは気づいていなかった。

  娘の歳の女医から老化を認めさせられることになったことは

  迂闊であった。


   しかも、私のすぐ後に受診した家内にその女医は「ご主人は

  わがままなところがあるね」と言ったそうだ。

   意外にも「老化を認識していない=わがまま」と感じた

  らしい。

   老化の認識不足とその言動が「わがまま」と思われることも

  また、認識した一件でした。


 姿勢をただす

  22年1月1日


 先日、数少ない友人との富士五湖巡りの旅行中、

7歳下の友人が「オトウサン(そう言う)、背中が

丸いよ、腰に手を当てて歩くとよい」

とさりげなく言いました。

 私は以前からそのことに気づいていて、時々背筋を

伸ばしていたのですが、「時々」のことでした。

 しかし、親しくても自分の欠点、弱みを指摘される

のは癪な気持ちになります。

  帰宅してから、その助言を考え直し、これを

機に常に背筋を伸ばすことを強く意識しなければ

ならない、と肝に銘じることにしました。

  高齢の残りを「人生、裏街道の枯れ落ち葉」に

なるのでなく、「陽の当たる坂道」を「上を向いて

歩こう」と。


 「姿勢を正す」をネットで調べると、「体の構え

方や心構えなどを改めてきちんと整えること。

多くの場合、改まった態度で物事に面することなどを

意味する 」とあります。


 友人は、初冬の凛とした富士山を見て何かを感じ、

私に「背筋を伸ばせ」と言ったのかもしれません。

 
 その助言を、癪に思うのではなく常に背筋を

伸ばすとともに、助言に対する姿勢を正すこと

にも気づかせてくれたのでした。


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