幻影
何と見知らぬ道
ただ白っぽいだけの道
仮面が歩いている
白い壁に向かって行進している
仮面の行列が
闇にかけた橋を渡る
前のやつがふらつく方へ
ふらつきながら
とことこ消えてゆく
暗い波まに
ひとり漂う私