CentOS5の初期設定


  CentOS5の初期設定を紹介!

  SSHの導入やネットワークの設定やファイアーウォールの設定を詳しく説明.



内容:




ネットワークインターフェイスの設定 <VMware使用の場合>


ネットワークインターフェースの設定について、LANポートをホストOSとゲストOSでそれぞれ別々に使う場合の設定方法を解説!


LANポートを2つ使う場合の設定


LANポートの1つをホストOS用に、もう1つをゲストOS用(ブリッジ接続)に使う。

ゲストOSでの設定とWindowsXPでの設定について説明していく.


vmxファイルの変更


ethernet0.connectionType = "bridged" にする.


ゲストOSのLinuxでの設定


ゲストOSを起動後、Vmware Toolbox の「Devices」の「Ethernet0」にチェックを入れる。
system-config-network で固定MACアドレスを指定する。
※ VMwareにおける静的MACアドレスの指定方法: ココを参考


WindowsXPでの設定


ホストOS用で使う「ローカルエリア接続」「プロパティ」「全般」「VMware Bridge Protocol」のチェックボックスのチェックをはずす。また、ゲストOS用で使う方にはチェックを入れる。
ゲストOS用で使う「ローカルエリア接続」「プロパティ」「全般」「VMware Bridge Protocol」のチェックボックスのチェックがついていることを確認。また、もしゲストOS専用で使うなら、その他のサービスのチェックボックスのチェックをはずす。

これで、LANポート1:ホストOSのみ、 LANポート2:ゲストOSのみ という設定になった。


CTUの設定


ゲストOS用で使うLANポートのMACアドレスに固定内部IPが割り当てるようにする。

CTUで上で指定した固定MACアドレスに固定内部IPを割り当てるように指定。


不要なネットワークサービスの停止


VMware Network Adapter VMnet1(ホストオンリー用構成用の仮想Ethernetアダプタ) と VMware Network Adapter VMnet8(NAT構成用の仮想Ethernetアダプタ) を無効にする。
コンピュータの管理」、「サービス」の中の
VMware DHCP Service, VMware NAT Service を停止し、今後自動起動しないように「プロパティ」、「スタートアップの種類」で無効を選択。


参考サイト


その他のVMwareでのネットワーク設定に関して、このサイトが非常に参考になる。



ssh接続設定


セキュアな通信に欠かせないSSHの導入方法を説明!


ゲストOSのLinuxの設定


SSHのインストールからSSHを使うためのファイルやCTUの設定までを解説。


パッケージのインストール


yum install openssh ← 認証鍵作成用ツールなど
yum install openssh-server ← sshサービス用のプログラムなど
yum install openssh-clients ← sshサービスを利用するためのためにインストール


アクセス制限


/etc/hosts.deny で ALL : ALL で全てのサービスについてのアクセスを拒否する設定にする。
/etc/hosts.allow で 使用するサービスについてそれぞれアクセス制限する。
※ 例: sshd : 111.000.111.000
※ 基本的には、1つ1つのIPアドレスを記述する。111.000.111.0/24のような記述は避ける。


設定ファイルの修正


ポート番号の変更 #Port 22 → Port *****
rootでのログインを不許可にする  #PermitRootLogin yes → PermitRootLogin no


アクセスチェック


 ssh -l domingo localhost -2
-l でユーザー名を指定して、localhostにプロトコルssh2でアクセスする。
アクセスが確立され、認証鍵のやり取りが行われて、ログインできれば、終了。


CTUの設定


まず、sshサービスがゲストOSのLinuxの方に行くようにする。ポート指定でデフォルトならポート22への呼び出しが、ゲストOSの固定内部IPのポート22へルーティングされるようにCTUを指定する。
次に、CTUのファイアウォールでポート22への呼び出しがブロックされないように指定する。



ユーザーの追加


例として hoge がユーザー名の場合を説明。
ユーザー追加コマンド  uesradd -G Agroup hoge
(ユーザ作成と同時に、グループ名 Agroup のグループへユーザー hoge を追加する)
ユーザーパスワード設定コマンド  passed hoge



他サイトをもとにした初期設定


rootになれるユーザを管理者のみにする設定,パッケージ管理システムの設定,SELinuxの無効化,アンチウィルスソフト導入(Clam AntiVirus),root宛メールを転送する設定を行う。


root宛メールを転送する


<補足>

  sed -i '/^root:/d' /etc/aliases

の意味は、「/etc/aliases ファイルの中の root: から始まる行を削除する。」
  sed コマンド: 文字列の置換、行の削除 については、ココを参照。
        

  echo "root: ***@home.com" >> /etc/aliases

の意味は、「"root: ***@home.com"(メールアドレス)を/etc/aliasesファイルに追記する。」
そうすると、ファイル末尾に
  # Person who should get root's mail
   root: ***@home.com

と追記される。



icc (インテルのコンパイラ)のインストール


これは大学の研究で必要なのでインストールする。
gccもあるが、intel製CPUを使っているのであえてインストールする。
 ココから、インストールする。
e-maiアドレスlと国を入力する必要がある。

ここから、Intel(R) C++ Compiler Professional Edition for Linux の最新バージョンをダウンロードする。

ファイルを展開する。
 tar -xvf ***.tar または、tar -zxvf **:tar.gz
次に、展開されたディレクトリーへ移動し、インストールスクリプトを実行。
  cd ***
  ./install.sh
でシリアルナンバーを入力し、インストールする。



メモ書き


●ネットワークインターフェイスの設定ファイルは、
/etc/sysconfig/network-scripts/ifcfg-eth0
に記述されている。

●ホストオンリー構成:
ホストOSとゲストOS間および、ホストオンリー設定にしたゲストOS同士でのみ通信が可能。

DNSの設定ファイル: /etc/resolv.conf
例: nameserver 192.168.24.1

●ネットワークの再起動コマンド: /etc/rc.d/init/network restart

名前の解決:
nslookup flow.eng.shizuoka.ac.jp
 にてIPアドレスが出力される

疎通確認:
ping flow.eng.shizuoka.ac.jp
にてサーバへの疎通を確認

GUIツールを利用してネットワーク設定: system-config-network

使用されるポート
Telnet: 23
ssh: 22


タスクマネージャの起動コマンド(WindowsXP):taskmgr (コマンドプロンプト)

参考URL:
http://nobumasa-web.hp.infoseek.co.jp/multi_boot/vmware/vmware.html

ポートチェックサイト(全ポートスキャンは不可)はココ

ファイアーウォール設定ファイル:  /etc/sysconfig/iptables


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