混色のお話
絵の具のところでも話したけど
色数が少ないけど、こんなんで大丈夫?心配‥‥と思われる方も多いようで。。
基本的には色の3原色などと言って、3色あれば目に見える色はほとんど出来るとか
パソコンのプリンターだって6色とか7色とか言ってるけど
濃いマゼンタと薄いマゼンタの2色という分け方で元は一つ
3原色でプリントしてるんだよね〜
これで写真も表現できてるんだから

これは一般に言われる3原色とは違いますが私の好きな色で
ほとんどの色が作れるって見本です。
ちなみに一般に言われる色の3原色は

イエロー(Yellow)、マゼンタ(Magenta)、シアン(Cyan)

覚えておくとどこかで得するかも
水彩絵の具ではなかなか純粋な色として製品化できなかったようですが
唯一日本にあるメーカーさんが実現してます

まっち絵の具製造

混色は面倒だ‥‥なんて言う人もいるかもしれないけど
意外と簡単ですよ
そんな事より、パレットに何十色も並べる方が遥かに大変


私がよく使う混色です
紫は絵に入れると華やかな感じになるのでついつい多用しちゃう(笑)

ウルトラマリンとパーマネントローズ
アントワープブルーとパーマネントローズ

ともにあざやかな紫色が作れます。どちらが良いかは好みとその時の気分や効果
影に使ったり、その他ちょっと暗いところを表現する時に便利
色の配分を変えて青系を多くするとより暗く、ローズを多くすると明るいパープルになる

ニューガンボージとパーマネントローズ

私のパレットにはキレイな赤がないのですがガンボージとローズで朱色系の色が作れる
秋の紅葉とか、花にも使えそうですよね
まだまだ混色はたくさん出来るので
試してみると時間を忘れてしまいそう‥‥



パレットでの混色だけじゃなく、紙の上でも当然混色する事になる
特に乾いた後に重ね塗りもするのですが

上の色はウェット・オン・ウェット
つまり下に塗った色が乾かないうちに次の色を載せる
木の葉の陰になる部分などはこんな感じでよくやります

例ではウルトラマリンを使いましたが、もっと黒を強調したい時には
インディゴやペインズグレイを使う事もあり

緑そのものも青系と黄系。または青系と茶系で
様々な緑色ができます。

特に風景画では単色でチュープからの緑を使ってしまうと
必ず手詰まりになってしまうので
混色の緑を日頃から試しておくと良いのでは。。
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