絵の具のお話 |
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絵の具は出来るだけ高価なものほど良い‥‥とよく言われます。これは正解。悔しいけど(笑) 予算の許す限り外国製の高価なものを買いましょう レンブラント(オランダ)・ラウニー(イギリス)・セヌリエ(フランス)・ 耐久性のあるものなら、ブロックス(ベルギー)とかマイメリ(イタリア)が有名らしい でもこれらはセットで買うと数万円にもなってしまう(汗) 私が使ってるウィンザー&ニュートン(イギリス)も耐久性、発色の評判は良く、品質もGood ウィンザー&ニュートンなら、色によって値段が違うけど、なんとか数千円で済みそうです また、国産のクサカベやホルベインも発色は決して引けは取らないんで こちらも予算に合わせて購入すれば良いと思う。。私も半分は国産です‥‥ ホルベインなら1本140円から‥‥ それからよく日本の技法書には 「まずは12色か24色のセットを買い、描きながら徐々に好きな色を買い足しましょう」 とか記述されていますが‥‥これは予算が有り余っているのならいいけど ムダです! 使わない色や使えない色が入っていて、もったいないだけです 出来るだけ外国の画家が書いた技法書(もちろん翻訳書)を読みましょう そこにはセットではなく、画家自身が「これだけあれば絵が描ける」 そんな色を紹介しているのでそれを参考にバラ売りを買ったほうが絶対お得! だいたい8色〜18色程度 もちろんバラ売りなんて、そこらの文房具屋さんではほとんどないので、専門の画材屋さんに行くことになる 初めての人には敷居が高く感じられますが、大丈夫! 日本では、幸か不幸か油彩の詳しい人は多いけど、水彩に関しては画材店でも素人っぽい人が多い 分かったような顔をして、買えば誰でも巨匠(笑) ということで。。。。私の使っている色の紹介です |
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パレットはこちら | ||
ニューガンボージ | 黄色として使っています ちょっと茶系だけど、風景画には良く合う。完全な透明色として使いやすい 黄系では、オーレオリンも持っていますが、まだ使った事がない(笑)こちらの方が黄色としてはあざやか |
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ローシェンナ | 黄土色系 似た色でイエローオーカーを使う人が多いようですが、私はこちらの方が好き 透明感もこちらの方が良い気がする |
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バーントシェンナ | 茶色ですね このままではオモチャのような色だけど何にでも合うし、W&Nでは透明度が高い 混色して使ってます |
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ブラウンマダー | 赤茶色? 赤として使っているけど、パーマネントローズを買ってからは使用頻度が減ってきた 赤系の色で好きな色があればそちらを買ってもいいかも。アリザリンクリムソンなど |
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アントワープ ブルー |
ホルベインにはない色。プルシャンブルー系の中で一番明るい色 綺麗な青で、好きな色。使いやすいのでつい多用してしまう。他の色との調和も良いと思う ニューガンボージと混色し、緑を作ると鮮やかな葉の色になる |
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ウルトラマリン | 紺色・青色 この色も緑を作るときに便利。影を表現する時も便利 もちろん名のとおり、海や空にも使える |
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この6色がベース☆ ウィンザー&ニュートン アーチストカラー。。。。その中でも一番安い色ばかり(笑) 私は一色410円で買いました。合計2460円 でもこれだけでは物足りないので、さらに7色をパレットに加えています |
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ペインズグレイ | 黒色として使っています。ホルベイン製 一般にブラック(黒)と呼ばれているものは、死んだ色でちょっと使えない フーカスグリーンとブラウンマダーの混色で作った黒も時々使います |
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セピア | これも黒系として使っていますが、バーントシェンナとペアで使う事が多い 一般にセピア色の写真とか言われるけど、この色でそんな効果は出なかったりする(笑) ホルベイン製を使っています |
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インディゴ | これはほとんど使っていないけど、黒系としての使い方かな 技法書によく出てくる色なんで発作的に買ってしまった(笑) ホルベイン製 |
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パーマネント ローズ |
ピンク系は混色で作るのが難しいと聞いて買ってしまった でもこれは大正解!肌色を作るときはローシェンナと。朱色系はガンボージと混色 ウィンザー&ニュートン製 |
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サップグリーン | 草色! 木々の葉や草色はこれがあれば便利! 便利すぎて単調な感じになりがちなので出来るだけ使わない(笑) 青系や黄系とペアで使い、色々な表現が楽しめる。。ホルベイン |
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オリーブグリーン | オリーブの緑(そのままやん!) 私的にはサップグリーンよりこちらの方がお勧め ホルベイン製 |
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フーカスグリーン | 技法書でよく紹介されるグリーン。万能の緑!? 黄土色系や茶系との混色で草色や様々な緑が楽しめる‥‥らしい でも私はほとんど使わない。。ホルベイン製 |
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こんなに少ない色でいいの?って思う人はこちら | ||
ところで、透明水彩では基本的に「白」と「黒」は使われる事があまりありません 白は紙の白さをそのまま活かします。 つまり水で薄めると白を混ぜたような明るい色になる。 白そのものを表したい時には塗り残しをするか、 マスキングでそこの部分をに絵の具を載せないようにする 白の絵の具を使っても悪くはないんだけど、 せっかくの透明度が損なわれてしまい、もったいないので使わない人が多い 黒はそのままでは色めがなくって死んだ色とよく言われます。 これも好みなので使いたかったら使えばいいと思う。。 赤系なら、アイボリーブラック。青系ならブルーブラック(W&N)ピーチブラック(ホルベイン) これくらいが他の色を食いすぎない黒だと思う。。。参考までに‥‥ |
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