普通の家族として、いのちに向き合いながら生きる4組の家族にいる。そこには、人生の困難を乗り越えて、幸せになるための物語があった。その姿と思いを通じて、いのちの大切さ、家族の絆、生きる意味、本当に大切なことをみつめます。
●鈴木 中人(すずき なかと) 使命 … 限りある命をどう使か
普通の会社員だった。長女(当時6歳)を3年間闘病して小児がんで亡くす。「殺した」との自責の念、逆縁の悲嘆に沈む。やがて、何の当てもなく会社を辞めて「いのちの授業」を始める。8年間で16万人の心を響かせる。。
何を思い人生を変えたのか? 語り継ぐ“いのちのメッセージ”とは?
●高橋 真依(たかはし まい) 夢 … いのちのお返しに思うこと
小学6年生で白血病を発病。辛い病床で思う、「優しい看護師さん。私も、いつか看護師として病気の子どもたちの“いのち”を支えたい」と。しかし、中学3年生のときに後遺症(骨の壊死)が、さらに高校3年生でバセドウ病が判明。
どのように夢に向き合おうとしているのか? そのとき家族は?
●小出 朋子(こいで ともこ) 笑顔 … 一度の人生だからこそ何事も楽しく
創業明治28年の老舗料理店に嫁ぐ。不妊治療8年、やっと授かった“いのち”は重度障害児だった。泣くだけ泣いた。「娘にも普通の世界をみせたい」。4代目女将として働きながら、地元普通学校との交流や車イスダンスにも通い一人娘を育てる。
娘と家族、支えてくれる人への感謝、その笑顔の向こうにある思いとは?
●吉岡 生未(よしおか いくみ) 生きる力 … 体重326グラムの奇跡
妊娠23週での緊急出産。医師は父親に伝える、「最悪のことを覚悟してください」と。体重326グラムの女の子は“奇跡のいのち”を授かる。「未」来を「生」きてほしいと、生未と命名。今、障害を背負いながらも普通小学校に通学。
少女の存在から発せられる生きる力とは? 見守る家族の願いは?
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中日新聞提供 |
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