TNC-223が動いた事に気を良くして、次なるターゲットへ。
そういえば物置に自作のTNCが眠っていたはず。
ありました、2台。
パケット通信がはやり始めた頃、ローカルからTNC-2クローンの基板を分けてもらい、部品を集めて組んだものです。
電源を入れる前に中を確認してみると、案の定バックアップ用の電池から液漏れしています。
とりあえず電池を外して、パターンを掃除して
電源投入。
こちらはすんなり動いてくれました。
ただし、ROMのバージョンは1.1.3 ・・・ KISSモードにさえ対応していません。
せっかく動いたので、ROMのバージョンアップや、設置する予定は無いのですがUI-DIGIのテストもやってみたいし・・・・
となると、ROMライターとROMイレイサーは必須ということで、まずはROMライターの入手から。
オークションを覗くと時々出ていますが、古くて安い機種は決まって本体のみで、パソコンからのデータ転送など、使い方がわからないと困るのでパス。
そこでネットを検索すると、シンプルなROMライターが見つかったので、作ってみることにしました。
"eprom12"で検索すると元ネタが出てくると思います。
出来たのがこれです。
TTL-IC3個で非常にシンプルです。
扱えるROMを27C256限定にする事で、切り替えは書き込みと読み出しだけです。
ここで活躍するのが、MMX Pentium 233MHzのノートパソコン。
ソフト・回路共90年代後半の設計なので、最近のパソコンは高速すぎて書き込みタイミングが合わせられず使えません。
シンプルですが、ちゃんと読み書きできました。
ROMイレイサーは、4Wの殺菌灯をお菓子の缶の中に入れて出来上がり。
20分くらいで消えます。
とりあえず、TNC-2の1.1.8aとUI-DIGI 1.9β3を焼いてみました。
TNC-2の1.1.8aやUI-DIGIを動かすためには、RAMを32Kに増設しなければなりません。
秋月で5個300円のエプソンSRM2B256SLMX55を、変換基盤で28pinDIPにして差し替えます。
TNC-2のJMP12を切り替えてから、RAMと1.1.8aのROMを差し替えて電源投入すると無事動きました。
TNC-223にもUI-DIGIのROMを差してみましたが、こちらも動きました。