ベースステーション

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単位系の設定が可能(日本で使われている単位系に対応しています)
 気温:摂氏〔℃〕,華氏〔°F〕
 気圧:hPa,inHg
 風速:m/s,mph,km/h,knots,Beaufort
 雨量:mm,inch

ベースステーションは単3電池3本を使用します(バックアップ用)
普段はACアダプタで運用しています。


日付が07年になっていますが、写真を撮ったときの設定が違っていました・・・・


屋外のセンサー類からのデータは、屋外の気温・湿度センサーユニットで風向・風速・雨量のデータを取りまとめて、このベースステーションへ無線または有線で送信します。

無線/有線の切り替えは、ケーブル接続の有無が自動的に認識され、ケーブルが接続されている時は有線で、接続されていない時は無線でデータが送られます。有線の時は8秒間隔、無線の時は16秒から128秒間隔でデータが取得されるようです。

有線での接続は両端にRJ-11のプラグが付いた、いわゆる電話線(6極4芯)ですが、非NTT仕様です。屋外のセンサーユニットからベースステーションまでは10mのコードが付属していますが、純正または市販の延長コードでさらに10m延長可能です。

私はホームセンターで10mの延長コードと中継アダプタを購入して計20mで使用しています。(延長の際は、電話線にNTT仕様とそうでない物があるようなので注意が必要と思われます。)

非NTT仕様ケーブル+NTT仕様中継アダプタ+NTT仕様ケーブル → 非NTT仕様
  NTT仕様ケーブル+NTT仕様中継アダプタ+NTT仕様ケーブル → NTT仕様
  非NTT仕様ケーブル+NTT仕様中継アダプタ+非NTT仕様ケーブル → NTT仕様

☆の組み合わせで使用しました。


屋外気温・湿度センサーユニット

屋外の気温・湿度センサーユニットは、気温と湿度を計測すると共に、風向・風速・雨量のデータも取得してベースステーションへ無線または有線で送信します。屋外の気温・湿度センサーユニットは単3電池2本を使用します。
取説によると、電池の寿命は有線で使用した場合が約半年・無線で使用した場合は約1年となっています。 有線の方が電池寿命が短いのは、データの取得間隔が影響しているのでしょう。

ベースステーションはそこそこの見栄えですが、屋外のセンサー類は正直価格相応の作りです。

 

さっそく屋外の気温・湿度センサーユニットの中身を拝見

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黒い樹脂でモールドされている部分がCPU?で、コイルやチップ部品が見られる部分がRF部でしょうか?
周波数は例によってRF-ID用の433MHz帯が使われているようです。この構造で到達距離は約100mをうたっています。

この屋外の気温・湿度センサーユニットは、防水の事は考えられていないプラスチックのケースに入っているだけなので、このまま屋外で長期間使うのは少々不安です。
気休めかもしれませんが、防湿のためコーティング剤を塗布してみました。

湿度センサと電池の端子部分はマスキングしてから、ハヤコートでコーティングしました。


風向風速計

WINDSENSOR.JPG - 29,599BYTES (この写真だけ夜なのは、仮設中の写真だからです)


風向風速計はこのように独特な形をしています。このような構造なので、風速計が正しく風上を向かないと風速が計れない構造です。

一般的?な 風向計と風速計が独立しているタイプのセンサーも入手可能なようなので、興味があるところです。


雨量計

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雨量計の中身は、リードスイッチの付いた基板が1枚に、接続用のコードが直付けされています。
非常に簡素な作りです。 


気になるところ

ネットで海外のサイトを調べてみると、厳しいレビューも散見されます。

現に風向・風速センサからの風速データが時々正しくない値になる(51m/sとか出てしまう。ノイズが乗ってる?)という不具合を抱えているようです。
私も配線を束ねたままでの屋内の接続テストでは問題無かったのですが、屋外でケーブルを伸ばしたところ、風速のデータが乱れ始めました。微風にもかかわらず、風速が時々51m/sとかありえない数値が表示されます。

対策として、このページにシールド付きのCAT5ケーブルに交換する対処方法が載っていましたので、同様の対策を行ったところ、不具合はほぼ解消しています。

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交換したケーブルは、電線屋の処分品コーナーで安く売っていた、シールド付きのCAT5ケーブルの端材です。
安かったですが単線で使い勝手が悪かったので、同様の結果が得られると思われる、ヨリ線のツイストペアシールドの方がいいかもしれません。


 

現在不具合は解消していますが念のためにソフトを修正し、ありえない風速データに対しては欠測となるように細工しています。